2023.3.17(金)
Beniでバイクも直して軽くダートを走れば残すはただの舗装路．毎日雨が降ってBeniからPokharaまでは交通量も多いので道が沼のよう．道中絶対に足をついて止まりたくないので一気に走り抜ける．最初は面食らっていた道もあれだけダートを走るともうハンドル捌きもかなり上手くなったと思う．
道の悪いダート区間も抜けて道は次第に広く、綺麗になってきた．もう後は本当に帰るだけ．そう油断していたが事故は突然起こった．
まさかのブラインドコーナーで追い越しをかけてきた一台の車．そのまま走れば衝突するので膨らんで路肩寄りに舵を切る．そのコース取りでは侵入速度が速くブレーキをかける．するとちょうど砂が浮いており，後輪が流れた．と思った瞬間にはズザーっとスライディングし，バイクは側溝にガコッとはまってしまった．
死んだかと思った．
しかし幸運にもバイクには頑丈なエンジンガードが付いており足が挟まれずに済んだお陰？で何故か肩の軽い打撲だけで済んだ．一眼レフもたすき掛けにしていたが，レンズフードが割れただけで故障すらしなかった．
後続で走っていたkyoニキもこれは死んだなと思ったという．私は意外にも冷静でこけてスクっと立ち上がることができた．確実にアドレナリンがドクドク溢れていたと思う．対向で追い越しをしてきた車は走り去ってしまったが，その後続にいたタクシーは止まってバイクを側溝から引き上げるのを手伝ってくれた．タクシーの運ちゃんには本当に感謝だ．
近くの路肩に移動して他に被害がないか確認する．上に羽織っていたワークマンのカッパは少し擦れて流石に穴が開いていたが他は大丈夫だった．バイクもエンジンガードのボルトが緩んで少し曲がっていたがすぐに戻せたし，エンジンも問題なくかかってくれた．強いて言うならエンジンガードに巻いていた紐が千切れてしまったくらいだろう．
またバイクに乗るのは多少怖かったが安全運転に努めてPokharaに無事帰還した．バイク乗りはバイクに乗っているといつか事故するとは聞いていたがまさか海外で事故るとは思わなかった．
Pokharaにはお昼頃に到着．久しぶりの日本食を食べると故郷の味で感動した．
バイクを返却しに行くと出発時に不安気に見守っていたオーナーが出てきた．かなりマジマジとバイクを観察して動作チェックもしていてドキッとした．特にパンクや事故ったことは伝えなかったが，テールランプのプラカバーの割れとエンジンガードの紐の修理にRs3500が必要だと言われてしまった．そりゃそうだ．これだけで済んで本当に良かったと思う．デポジットのお金とパスポートを返却してもらい，店を後にした．
バイクを返却してからは特にすることもなく通りをブラブラとほっつき歩き，後はホテルでゴロゴロしていたがそれでは勿体ないので夜に再びTIKバーで大音量の音楽を浴びながらシーシャを吸いに行くなどした．
今日の収支(100Rs=100円)
天ぷら490
カツ丼 630
コーヒー520
綿棒20
テールライト 3500
タピオカ 250
ティキバー2300
宿(ポカラ)550割り勘
∑Rs8260
終わり
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