雪がドカッと降るまでは近場の里山が美味しい季節

早いもので今年も年末が近づいてきた.同時に雪の便りもちらほら聞くようになった.今年は山を滑る道具も完璧に揃えることができたので,晴れてシートラでの山スキーから卒業できる.ここまで色んなハードルがあってようやく漕ぎつけたといった感じだ.

で早速滑りに行きたいのだが11月に滑れる山といえば,ぱっと思いつくのは立山,白山,乗鞍,白馬大雪渓あたりだろうか…しかし京都からだとイマイチ滑りに行くにはコスパが悪い気がしてならない.まだもうちょっと待てば確実に優勝できることは間違いない.実際界隈の人たちも我一番に滑りに行く人たちと,粛々と里山トレーニングや外岩で旬の遊びを楽しむ人たちに分かれているといった印象だ.

一方,各地のスキー場もちらほらオープンし始め,きしめん人口雪バーンが盛況のよう.こちらはこちらで滑るにはリフトを待つ強い覚悟が必要だ.いつも初滑りに行くと楽しさと後悔の半々というなんとも微妙な切ない?気持ちになってしまう.今年も危うく血迷ってウイングのきしめんを滑りに行こうと先輩を誘いかけてしまった(笑).

気温が低くなると熊が冬眠の準備に取り掛かるように私も気温が低くなると本能的に滑りたい欲がフツフツとたぎってくるようで,この気持ちはどうにもならない.ならば今年は近場の里山トレーニングに徹そう.12~6月は雪山,7~9月はロングトレイルや渓流釣り,そして気温が低くなった10~11月にようやく里山に行けるのである.旬は短くて,長くても2ヶ月程.何も焦って滑りに行くことはない(自分への戒め).

そこで11月は京都近隣の里山へ出かけていた.11月ともなると紅葉も街まで降りてきて里山といえども紅葉は終盤.時たま赤や黄に染まった残党たちを見かけるが,ほとんどは地面に落ちてフカフカ落ち葉マットとなっている.何気に私は紅葉直後の山も好きで,色鮮やかな葉っぱの絨毯の上を歩けるのはなんとも気持ちがいい.

里山に行ったお陰で無事に体力は維持することができたので座して爆雪を待ちたい(笑).

京都北山の皆子山
友人と比良山系の武奈ヶ岳
高島トレイルの朽木の山々
こういう落ち葉マットの上を歩けるのは一年でも僅かな時期しかない.

終わり