【レビュー】モンベルのクラッグジャケットを2年使ってみて【mont-bell】

モンベルのクラッグジャケット

モンベルの展開するソフトシェル,クラッグジャケットを使い始めて2年近くが経ったのでその性能を評価してみる.山行はもちろんのこと,スキーやバイクツーリング中のミドルウェアとしても活躍してくれた.

これまでソフトシェルは持ち合わせておらず,その辺のスポーツウェアで代用していたため,まずはお手頃に買えるクラッグジャケットを購入してみることにした.カタログ公称値は396gと特別軽量という訳でもない.惹かれた決めては恥ずかしくもこの文言「クラッグジャケットは「一般社団法人日本アルパイン・ガイド協会」のオフィシャルウェアに採用されています。」だ(笑).

目次

スペックとサイズ感

スペック

・サイズ:S~XL
・カラー:2022年は4色展開
・重量:396g
・価格:10,780円(税込み)

モンベルオンラインショップ

モンベルオリジナルのクリマプロ100という素材が使われている.素材そのものがストレッチ性に優れていることに加え,肘の箇所が立体裁断となっている.ポケットは合計3箇所.それぞれジッパー付き.

サイズ感

身長172cm,体重58kgの痩せ型の私が購入したのはMサイズ.モンベルのサイズ表記は一回り大きいことが多いので気になった方は試着してから購入することをオススメする.

カタログ通り生地自体は薄めで,体を大きく動かしても突っ張り感はない.違和感なく着られるソフトシェルがあれば,無理にこわばりがちなハードシェルやレインウェアを着る必要もなく,アウトドア条件下において常に着ていられる.このストレッチ性には驚かされた.

遠見尾根にて(3月)

使用感

撥水性

購入して間もない頃は樹林帯なんかで草木の露に触れてもしっかり撥水してくれていた.しかし着用と洗濯を繰り返すうちに撥水性は低下し,今ではしっかり水を吸収してしまうようになった.尚,洗濯は蛍光剤の入ってない通常の洗濯洗剤で洗濯していた.撥水性を保つアウトドア用の洗剤を使用すれば解決するが,基本的にどのメーカーの撥水加工も最初だけなのであまりあてにしない方が無難.

保温性

特にクラッグジャケットを気に入った点はこの点に尽きる.

かなりの強度で運動していてもオーバーヒートすることもなく寒すぎることもなく快適な環境を維持してくれる

薄手ながら程よいに防風性があるからずっと着ていられるのだと思う. これがクリマプロ100なのかと…なるほど.オフィシャルウェアに採用される訳だ!

秋から冬にかけて,冬から春にかけて特にオススメしたい.厳冬期は風のない樹林帯くらいまでなら対応できる.

初冬の荒島岳にて

その他

さらにサムホールも備えてるので少し寒いときには保温箇所を増やすこともできる.

また首回りがすっきりしているのでレイヤリングもしやすい.服としての作り込みは中々のものだと思う.パーカーのモデルも存在するのでアウターメインで使用される方はそちらも検討してもいいかもしれない.

まとめ

全体としてかなり完成度の高い製品でオススメだ.価格も流石モンベルとあって良心的.パタゴニアやアークテリクスの類似品だと倍以上の値段が付く.

かなり万能に使えるのでソフトシェルやミドルウェアをお探しの方は選択肢の一つに入れてもいいかもしれない.

ただし,欠点として毛玉ができやすいのが少々残念.特に擦れやすい箇所に多くできてしてしまう.遠目からは全く分からないとはいえ着ている本人としては気になってしまう.毛玉ができ始めたのは半年くらい使ってからだったと思う.ここさえ目を瞑ればおおきな欠点はない.

終わり

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