#あなたのバギーズってどんなバギーズ
のキャッチコピーで一世を風靡したパタゴニアの送るバギーズショーツ.
今回はあまりにも有名だったのでこいつが使えるかどうかテストしてみた感想を徒然と記すことにする.色んな記事で紹介されるほどネタが豊富にあるので敢えてやや辛口評価で書こうと思う.
目次
スペックとサイズ感
スペック
・サイズ:XS~XXL
・カラー:2022年は15色展開
・重量:204g(実測193.5g)
・価格:7920円(税込み)
パタゴニア公式サイト メンズ・バギーズ・ショーツ 5インチ
一応DWR(耐久性撥水)加工が施されているがまあ…おまけ程度に思っておくのが無難だろう.水滴が付着しても生地にすぐに吸い込まれないという解釈が妥当なところだ.私としては水場に強いと銘打った商品としてはちと残念な感じは否めなかったが耐久性を上げた生地を考慮すると致し方がないのだろう.そのため生地も厚くなり,速乾性も多かれ少なかれ犠牲になっていると思う.
重さはまあ平凡.トレランショーツみたく薄々でも軽くもない.しかしこの製品のコンセプトを考えると悪くはない数字だと思う.考え方を変えて,中に仕込まれたインナーを下着替わりとするならば下着分の重さも補えるのでまあそんなものだと思う.
バギーズショーツはノーパンでこそ真価を発揮する!!
5インチ?それとも7インチ?
これは身長172cm,体重58kgの私が5インチのSサイズを着用した例である.ちなみに7インチも試着してみたが,その場合膝の皿が隠れていた.足上げがもさっとするデメリットもあり7インチを購入しようとは思わなかった.フィールドでの着用を考えるなら断然5インチのものをオススメする.
バギーズショーツには5インチのものと7インチのものが存在する.5インチはスポーティー.7インチは街向けといった印象.街履きするなら浮かないように7インチを購入するというのも一つの手だ.
着用感
山登り×バギーズショーツ
トレランショーツとして…もちろん使える.腰にはゴムだけでなく紐もあるのでずり落ちる心配もない.しかしポケットは深くて大きく山を走る分には思いのほか使い勝手が悪い.ケータイや財布なんかを入れて走ろうものならゆっさゆっさと揺ポケット内で暴れて居心地が悪いのだ(笑).山で走ったり足上げが必要な局面ではポケットは使えないと思っておいた方がいいだろう(当たり前か?)
そしてノーパンで履いていも許されるバギーズならではの爽快感は計り知れない.稜線を歩く際は是非ともノーパンで!!!
沢登り×バギーズショーツ
何も文句が出ない.岩でこすることの多い沢では耐久性のある生地ならではの安心感が必要なのだがバギーズショーツにはそれがある.トレランショーツや他の短パンではこうはいかないだろう.上述のように乾きや撥水はアウトドアウェアでも平凡な部類だが最低限の水準は保っているので問題なく沢でも活躍してくれる.ポケットの底がメッシュになっていて排水も効くのは素晴らしい.
自転車×バギーズショーツ
敢えてカジュアルスタイルで行きたい自転車ツーリングにもバギーズショーツは活躍してくれる.風の抵抗を考えた自転車用のウェアと違って多少風を受けてバタつくものの,観光を交えた自転車ツーリングなんかではやっぱりこういうカジュアルスタイルでペダルを回したい所.
アドベンチャー×バギーズショーツ
2021年の夏には知床半島を徒歩で一周した.道なき道を歩き,時には海に入って泳ぐ.そんな水陸両用の旅にもしっかりバギーズショーツはこたえてくれた.入水する際には2mmのウェットスーツを着用していたのだがウェットスーツにはポケットがないためバギーズショーツを上から履いた.これがかなり便利で本当に万能ショーツだなと感じた.
まとめ
トータルに評価すると万能ショーツだと思った.街でも違和感がないし,山から海まで色んなアクティビティで柔軟に使えるのは素晴らしい.しかし万能に使えるからこそ尖った性能はないとも感じた.それぞれ特化したウェアがあるというのも事実で,トレランするならトレランショーツ,自転車漕ぐならビブショーツ,スポーツとして水に入るならそれぞれ専用の水着がある.一般受けしている背景にはそういう専用品でなく何でも卒なくこなせることが大きいのだろう(笑).ちなみに私は例にも漏れず,「守備範囲の広さ→軽量化」が実現できるのでバギーズショーツを買って満足している(笑).
↓走ることに特化させるなら断然ストライダープロショーツがオススメです!
終わり
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