【レビュー】登山で使う三脚は軽量&コンパクトでありたいという話(Velbon・UT-3AR)

煩わしい日常を忘れて山に行くと毎回写真を撮りたくなるとうな景色に出会える.例えガスっていても幻想的な風景に出会えることも多いのでどんな天気だろうがカメラは山に持って行くようにしている.カメラで写真を撮るために山に登っていると言っても過言ではなく,写真は山に登る一つの理由となり得るだろう.

しかし写真を突き詰めると次第に欲が出てくるもので…手持ち撮影だけに飽きたらず三脚が欲しくなってくる.性能の良いカメラが搭載されたスマートフォンが蔓延る中時代に逆行するかのような思考だけど,やはり三脚で大自然を撮影する魅力はまだまだ健在だと思う.

今回は私が使ってみて良かった三脚,VelbonのUT-3ARを紹介しよう.

光量が少ない条件ではやはり作品としてはスマホより一眼レフの方が良いモノに仕上がる
枝折峠にて(9月)
ソロでも三脚があれば自分を被写体とた写真も簡単に撮れる.
巻機山にて(9月)

目次

UT-3ARのスペック

Velbon公式HPより引用

VelbonのUT-3ARの魅力

コンパクト

Velbon公式HPより引用

登山においてカメラだけでなく三脚まで持ち込むということはかなり労力が必要なことだ.そもそもどんなに性能の良い三脚だろうがフィールドに持ち運べないと意味がない.三脚を買ったはいいものの結局使わず収納の中…というのはカメラをやっている人ならあるあるだと思う.

その点UT-3ARは中々優秀で全長295mmとかなり小さい.世の中にはもっと小さい三脚もあるのは事実だが,そうなると値段が高すぎたり,小さすぎて不安定だったり高さが不十分だったりする.しかしUT-3ARならザックの横に付けても違和感がない大きさだし,カメラを付けたまま移動するにもギリギリ許容できるくらいのサイズに納まっている.

軽量

軽い!786gと,1kgを切る軽さというのは素晴らしい.ULオタクなら卒倒するような重さかもしれないけど,三脚でこのクラスのものでは最軽量クラスだ.コンパクトさと軽量さを合わせ持っているのでガンガンフィールドに持って行くことができる.

最大1355mmと実用に足る高さなのも良い.
越前三ノ峰にて(10月)

展開と撤収が簡単

Velbon公式HPより引用

三脚の嫌いな所にセッティングに時間がかかるということがある.手持ちなら脇を閉めてシャッターを切るだけなのに三脚は構図を決めるのに設置場所と3軸調整して初めて写真が撮れる.登山は歩いてなんぼ.ある程度のスピード感がないと両立はできないと思っている.

三脚のセッティングで特に時間がかかるのは脚を伸ばす作業だ.UT-3ARはここがかなり優秀な機構でひねって伸ばすだけで脚がスルスル伸びてくれる!これならストレス少なくセッティングできるので本当に良い製品に出会えたと思う.

以前使っていたSLIKのエアリーM100.
従来のロック方式では時間がかかりすぎてイライラした.
ツーリングでの一コマ.ソロだと自分がバイクと一緒にいる写真を撮れない.
いくら交通量が少ないとはいえ撮影は迅速に行いたい.

まとめ

写真家でないならUT-3ARはトラベル三脚として実用に足る性能を兼ね備えていると思う.普通の登山のスピード感で三脚を使った撮影をしながら移動できるのは本当に素晴らしい.しかし正直に白状すると最近はよりスピード感のあるトレランや撮影そのものが大変な山スキーが軸となっている為出動回数は少なくなってしまっているのが現状だ(笑).またグリーンシーズンならではのヘッデンスタート&稜線で朝を迎えて薄明の瞬間を切り取る朝活を楽しもうと思う!

蔵王にて(9月)

終わり

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