【白山】残雪期白山&別山の欲張り周回(1day)

以前からチャレンジしてみたかった残雪期の白山.どうせなら歩いたことがない南縦走路(石徹走路)を絡めて登る計画を立てることにした.山と高原地図のCTで790min.無積雪期とは違うが深夜から登り始めれば問題ないと判断.前日晩からバイクをトコトコ走らせ一睡もせずに登り始めることになった.

合計距離: 21521 m
最高点の標高: 2699 m
最低点の標高: 850 m
累積標高(上り): 2518 m
累積標高(下り): -2136 m
Download file: yamap_2020-05-02_02_12.gpx
おっと?!?!?
バイクだったので余裕で路肩の空き地に駐車して登り始める.
登山口は市ノ瀬駐車場付近の脇道から.しばらく舗装された林道を歩く.
ここから登山道へ.
チブリ尾根に取りつくまでは緩やかな散歩コース.
雪もなく歩きやすい.
標高1200m地点.ようやく雪が出てきた.雪質は深夜というのにシャバシャバ.木の周りは踏み抜くことも.先が思いやられる…
ルートファインディングに神経を尖らせる.足跡は所々にあるものの途切れたり怪しいルート取りだったため,地形を見つつ慎重に.雪解けが進み,夏道は雪に抑えられていた枝が顔を出して行く手を阻み,思うように進まず.
日の出に間に合わせるためにハイペースで登るが雪が緩くて400m/hが限界.
ここらで視界が開ける.空も同時に明るくなってきた.この日の出は4:53.あと1時間早く登れば良かったと後悔.
チブリ尾根避難小屋.白山と別山を正面に捉える場所に鎮座している.ここで一度泊まってみたいが山行が中途半端になりそうで上手く使える気がしない(笑)
深夜発は腹が減って仕方がない.ハンガーノックにならないように米をねじ込む.
北は白山の山容がばっちり.白山の南縦走路に隠れてご来光は見られず.
かなり斜度のある斜面に必死に食らいつく.
ようやく稜線まできた.このピークは御舎利山.急登&ザクザクの雪でかなりキツかった.
今回立ちたかったピークに立てた!風は強いけど気温は5月らしく高いので素手でも問題ないくらいの寒さ.体温が下がらないようにシェルを羽織る.
三ノ峰方面.
ここからは至高の稜線歩き.それなりにアップダウンもあって楽ではない西側に切れているので慎重に.ただ雪庇は東側に成長しているのでルート取りが難しい.
稜線は風で踏み跡もなし.血がたぎってるのが分かる.畏れと楽しさがちょうど半々.
ここから白山頂上の御前峰まで歩くと思うと果てしなく感じる.御舎利山からは直線距離にしてちょうど5km.
後ろを振り返る.調子に乗って尻セードを試みたが試す場所を間違えたと後になって思った.
尻セード跡(笑)
雪庇がひたすら怖い.なんせ大きすぎてどこからが雪庇かが分からん.生えてる木の間を縫って歩く.これは望遠で安全な所から撮影.
白山そのものも素晴らしいがそれを眺めながら歩くのもまた良い!この稜線気に入った!!
南竜山荘が見えてきた.
ちなみに今回の足回りはカッパ&ゲイター&3シーズン靴&10本爪アイゼン.
油坂の頭を降りると異世界.
ほぼ雪に埋まった南竜休憩所.太陽も高く上がってきて半袖で十分な温かさ.この屋根で小休憩.
どうルート取りをするか作戦を立てる.万才谷の東側の尾根を詰めれば良さげかな?夏道はこの尾根の東側を巻くように登るらしい.
南竜山荘からは600mの登り返し.別山までの登りで消耗した足では300m/hが限界と予想.2時間後の頂上を目標にする.
昇温で雪は夜よりもさらにシャバシャバに.ツボ足だとシャバすぎて歩くと15㎝くらい沈む.アイゼンは正直必要ないが多少の踏ん張りを期待して一応装着している.さらに瀕死の3シーズン靴の縫い目から水が浸みこんできて足はびしょ濡れ…
振り返ると歩いてきたチブリ尾根と御舎利山.その奥には別山.
室堂まで来るといよいよ大詰め.この辺りは南向きで風も強いから雪解けはかなり早い模様.ハイマツが所々でこんにちはしてた.
トップ!予想通り南竜山荘からは2時間くらいで来れた.なんやかんやで3回目の白山だけど今回が一番楽しい.やっぱり雪がある時に来なきゃだめね.
諸々の池は完全に雪に埋もれてる.
下りは軽快そのもの.来年は板担いで滑りに来たい!!
しかし室堂まで誰とも会わなかったのに最短ルートは流石に人でいっぱい.次々と登ってくる.
だだっ広い雪原に埋もれる室堂.かなり新鮮な光景.
皆さん休憩中.今回学んだこと「屋根=ベンチ」
チベット仏教のシンボル,タルチョが風にたなびいてた.白い山にはこの5色の祈祷旗は似合う.
意外にもこの時期からすでにルート上には一定間隔で道迷い防止用の目印が.
夏は木道を歩く区間もこの有様.
シャバシャバで苦戦した雪も下りは最高.爆速で下山できる.
普段木で隠れてあまり見えない甚之助谷.
雪に覆われた砂防新道は新鮮.始終視界が開けていて楽しい.
かなり降りてきた.ここらでアイゼンを外す.写真奥には不動滝が見える.
別当出会から市ノ瀬までの長い舗装路を歩く覚悟をしていたが,アイゼンを外している時に談笑したおじさん達に車に乗せてもらえることに!!!助かりました.ありがとうございます.
てな訳で無事下山.また来年のこの時期来よう!!

終わり