【北アルプス】栂池~ハクノリをつなぐクラシックルート(1day)

夏の栂池や白馬乗鞍岳は歩いているが積雪期には歩いていない.今後滑るにしても下見はしておくに越したことはないので快晴でコンディションのいい日を狙って散策することに.しかし滑走ラインを歩くには斜度もそこそこあって厳しい.そこで歩きでも踏破可能なルートを考えたところ,白馬乗鞍岳のピークを踏んでから栂池~ハクノリの両スキー場の上部を繋いでいる山スキーのクラシックコース・山ノ神尾根を歩いてみることにした.

結果は大満足.しっかり滑走ラインや地形も確認できたし今後の山行にかなり役立てられそう.特に親沢源頭は地形がややこしく迷ったらお終いなのでこの収穫はかなり大きい.

合計距離: 18422 m
最高点の標高: 2451 m
最低点の標高: 818 m
累積標高(上り): 1908 m
累積標高(下り): -1636 m
Download file: 20210222_白馬乗鞍岳.gpx
珍しく森林限界以上でも安定しているとのこと

スタートは栂池から.例年人でごった返している栂池も今20-21シーズンはコロナで実質鎖国状態になって外人もほとんどおらず静か.

チケットカウンターが今年から室内に移動していた.ゴンドラ片道は1530円でした.

ゴンドラ乗車.コロナの関係で一人でもグループ毎の乗車.コロナ対策はばっちり.

ゴンドラ内は装備を身に着ける時間.ビーコンやらゲイターを装着.

最後にワカンを装着しいざゆかん!!

栂の森ゲレンデへ向かう途中にある林道から登り始める.標高は栂池上部で1500m程にも関わらずすでに春の様相.雪もシャバシャバ.

林道は長い上に高度を稼げないので適宜ショートカットをかける.

自然園までは圧雪が入っていて歩きやすい.

休日でかなりの人が入山したのかトレースも明瞭.この上をたどれば踏み抜くこともなく非常に快適.これならワカンもスキーも大してスピードは変わらないと思う.快晴無風でゴーグルやらフェイスマスクを着けていると暑すぎてたまらず外してしまう.

冬の白馬三山
白馬三山
情報を得ていた東面・2200m地点のサイズ2の面発生雪崩を確認できた.

天狗原まで楽勝で来れると思っていたが思いのほかしんどかった.やや風も強くなってハードシェルを羽織る.雪も風の影響を受けて表面がクラストしてパリパリだった.

これが冬の天狗原か.ただただ広い雪原が広がってる.

登山者は私一人だけ.全員山スキーヤーで羨ましい.

何日か前のトレースを追いかけて直登.斜度が出てくるとワカンでもちょっと怖い.

頂上直下は風紋祭り.

ハクノリの住人なら当然のこと.これで夏と冬それぞれ来れた.

冬の白馬乗鞍岳

はい.優勝~.風は強いけど背面で受け流せば問題ない.下界で20℃近くもあったらしく頂上でもいい心地.

白馬大池は雪の中.白馬大池山荘も埋もれていて新鮮.

冬の白馬大池

大斜面でワカンは恐怖しかないのでアイゼンに兵装転換.

下山開始.本来ならこの大斜面をスキーで颯爽と駆け下りたいところ.かなり雪が安定していたので安心して降りれた.山ノ神尾根を目指してひたすら下る.

白馬乗鞍岳の大斜面
写真中央が山ノ神尾根,写真左が千国揚尾根

さてここからが今日の本題.山ノ神尾根を経てハクノリを目指す.ガスったら終わりそうな広大な尾根筋をただ一人歩く.ただただ気持ちがいい.

山ノ神尾根
冬の雪倉岳
雪倉岳
冬の朝日岳
朝日岳

山ノ神尾根は思ったよりかなり歩きやすい.何より目指す目標(山ノ神や若栗の頭)が目視できるのが大きい.

山ノ神と若栗の頭
尾根線上で写真手前の山ノ神(1990m)と写真奥の若栗のかしら(1598m).

山ノ神尾根は昔の山スキーのクラシックコースとあって至る所に看板が付けられている.

天狗原から親沢に滑り込むドロップポイント.多数のシュプールが残っていた.

風の通り道らしく何日か前のスキーで押し固められたシュプールだけが風で飛ばされず浮き上がっていた.

写真奥に高妻山

山ノ神を越えると残すは若栗の頭.ここからかなり地形がややこしくなるので注意して歩く.うねった平坦な樹林帯に入れば先が見通せない上に迷いやすくなる.さらに,標高が下がりまた雪がシャバくなって歩きずらくなってきた.

若栗の頭付近から天狗原方面を振り返る.天狗原~親沢源頭と西鵯~親沢源頭のルートが今回確認できてかなり大収穫.

天狗原BCのルート

ようやくハクノリに戻ってきた.広大な若栗中央ゲレンデが見えると一安心.

白馬乗鞍温泉スキー場の若栗中央ゲレンデ

ハクノリの第三高速ペアリフト上に帰ってきて下山!!

おつかれやま!!山荘に帰還して道具を乾かす.

終わり