【後立山連峰】白馬岳~五竜岳縦走①

2019.8.9~11

合計距離: 34109 m
最高点の標高: 2926 m
最低点の標高: 1538 m
累積標高(上り): 3628 m
累積標高(下り): -3913 m
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今回は思い入れのある山域を攻めることにした.

というのも私は長野県・小谷村の山荘で毎冬スキーの修行をしていますが,ゲレンデという箱庭で籠っていると外の世界を知りたくて悶々とする日々を過ごしていました.

てな訳で…満を持して,白馬の顔の白馬三山に加え,五竜岳まで縦走することに…

(本当は鹿島槍まで行きたかったけど台風のせいで予定を短縮.)

けれど今回は久しぶりにテント泊縦走.

いつもは荷物を軽くして日帰りで強行するULのスタイルだけど今回は真逆.とにかく荷物の量がすごい…!

いける気がしねえ…

夏の白馬乗鞍温泉スキー場・まいほーむげれんで.栂池まで歩くよ!

栂池で課金

7:02.ゴンドラ・イブスタート.

栂池は山のぼらーで溢れかえっています.

課金して標高を上げる背徳感はすごい…きっと私は変態なんだ…

と思いつつ致し方なくゴンドラ・イブで標高をグイグイ上げる.片道・2000円の課金.極端に重たい荷物は追加料金が発生する模様だったが私はギリギリセーフ.

いきなりこの展望はあかん!
白馬鑓と杓子
白馬谷.高妻山も見えるね.

7:42.栂池ロープウェイを乗り継ぎ,栂池自然園の入り口へ.

この乗り継ぎが曲者でゴンドラ‐ロープウェイ間の移動を迅速にしないとロープウェイの第一便で行けません.綿密な行動計画を立てている方は注意!といっても数分の差なんですけどね…

クライムオン!白馬乗鞍岳へ

意気揚々とクライムオン.みんな目指す場所は同じなので,謎の順番争いが発生します(笑)トレイルランナー達が一番で私たちがその次くらいに付きます.後々後ろから抜かすのは忍びないからね…

8:30.天狗原.なんか…ガスってるね…?気のせいだと思いたい.

天狗原まではかなり整備されていて歩きやすいです.

8:52.
8:56.

が…天狗原から白馬乗鞍岳までは急登が続きます.いきなりペースを上げるとここで軽く死にます.

9:01.
9:06.

夏でも残る雪渓.冬は山スキーのメッカになる山なだけある.雪の上を歩く区間は短いけど軽アイゼンがあれば安心かな.

9:12.後ろ立山連峰の主稜線に乗る.
9:18.サクッと白馬乗鞍岳頂上.今度は冬に来てみたい.

ひとまず小蓮華山へ

9:27.白馬大池山荘が見えた!

なんて青さや…

写真を撮りまくって全然前に進まない…

白馬大池山荘…なんて完璧な場所にあるんや!

優勝された方々.爺さんになったらここでゆっくりしに来よう…

10:14.ついついゆっくりしすぎた!名残惜しいけど白馬大池を後にする.

ネクストステージ・小蓮華山.気持ちではハイマツ帯の小道をグイグイ登る.けれど天狗原からの急登で足を使いすぎて思うように力がでない…

調子に乗りすぎた!!

10:44.長野側はガス.この山々が雲のダムになってせき止めてくれている.
10:45.と思ったけど完全にガスってもた…
11:15.ガスっても稜線歩きは楽しい.
11:19.思ったより時間かかったけどしょうがないね(笑)

白馬岳へ

11:29.とにかくスケール感が半端ない.
11:34.老若男女問わずが登っていく.

この山域,登り始めて思った.人がすごい多い!前を見ても後ろを見ても一定の間隔を開けて人が登ってくる.大人気テーマパークである以上仕方がないことなのかも…

静かな山歩きが好きな方は少なくとも夏休み期間をはずしましょう(笑)

槍ケ岳に行くのはオフシーズンしかないなぁ

11:39.少しずつ晴れてきた.けれども白馬岳は雲の中.

どうも白馬岳さんはツンデレらしく,中々その姿を見せてくれない.時たま青空が見え隠れすると自ずと期待が膨らむ.

11:49.スケールがでかすぎて歩いても中々近づいてこない.
12:05.道幅はそんなに広くないが特に滑落するような危険さはない.
12:22.所々でロープが張られかなり整備されている.登山道の整備に尽力される方には頭が下がる.
12:36.もうちょっとでトップ!小蓮華から特に休憩もせず歩いたが昼を回ってしまった.

12:43.トップ!そして渾身の山ポーズ.親指・人差し指・小指を立てると漢字の「山」に見えるはず…

そしてこの顔である.ここがゴールでないことに驚きを隠せないようだ.

とりあえず,すぐそこの白馬山荘まで行って休もうぜ.と私は優しいようで優しくない言葉をかけて頂上を後にした.

12:52.目の前に目標があればすぐそこ!コースタイムも実際頂上から10分くらい.
12:58.

なんて立派な山荘なんや!もうここで寝たい…

しかし今日のゴールは白馬鑓ヶ岳の裏の天狗山荘.まだまだ先は長い.

ゴールを目指して.足棒だけど写真は撮れる.

本日の寝床はこちらっっ!!と思いたかったが

その脇を通って先に進まないといけない苦しさよ…

やっぱトレーニングは必要.ULは甘え…

この山行を今一度振り返ってみると久しぶりに自分を追い込んだ山行ができてよかったと思う.帰って写真を見てるとまたしんどくて充実した山歩きがしたくなる.恐ろしいものよ!

13:28.またゆっくりしすぎた…
いかつい旭岳を脇目に歩く.
何回も後ろを振り返ってしまう.こう見るといびつな山容をした山だ.
13:34.ネクストステージ・杓子岳へ向かう.

流石にこの時間帯になるとほとんど歩く人は見かけなくなった.私たちのしていることは夏山のセオリーを破った行動だから当たり前かも.自分の体力とコースの把握だけは綿密に!

13:38.下降開始!

下りはありがたいけど,次の登りにさしかかった時の反動がすごい.

13:43.登りがあれば当然下りもある.それが縦走の醍醐味!
14:11.山頂を巻いていく道もあるけど今回は頂上を行く!
14:19.ここから頂上への取りつく.ザレてるけど問題なく登れる.直登万歳!
14:27.

あれ?ここ冬になったら滑れるのでは?最近斜面を見ると滑れるかどうかという議論をしてしまう悪癖がついてしまった.

14:30.杓子岳頂上.

頂上はかなり細い稜線で中々楽しい.ガスがないとどんな景色なのか気になる所.

14:42.さっさと降りて白馬屋鑓も落とすよ.
14:45.ここも滑れるよね…?
14:49.正に双璧.
14:58.実はこの辺り記憶にない.

写真を撮る元気があったということは気力的には楽しめてたけど体力的に追いついてなかったように思う(笑)

持論では写真の枚数はその日の充実度に比例していて,大抵疲れている場面の写真は残っていないことがほとんど.ということは今は最高に充実してるってことだ!(錯乱)

15:24.白馬三山ラストの白馬鑓ヶ岳.ここまで来ると精神的に余裕がでてきた.
15:33.くっ!天狗山荘はあのガスの中に違いない!知らんけど…
15:46.白馬鑓ヶ岳.こう見ると砂利山.けっこうザレてて下り飛ばせなかったよ…
16:02.やーっと,今夜の宿が見えた!!

お疲れ山!いや~久しぶりによく歩いた!

安息の地・天狗山荘

16:12.到着!すぐにテント泊の受付を済ませる.

一張り1000円でトイレと水場もあるので言うことなし.

稜線のどこに水場があるのかと思っていたら

キンキンの雪解け水でした!

これはまずい訳がない.手に掬って飲んでみると体に沁みました…

この時間に到着してもテントを張れたのはきっと小屋の営業はしていなかったから.新しい離れを増築中でした.他の山荘のテン場だと昼過ぎくらいに到着しないとテント張れなくなります…

リサーチしてて良かった!

そしてマイホーム・ステラリッジちゃんを設営.多少斜めだけどそこはご愛嬌…

どん!!

この景色である.虫もいなかったので開けっ放しでこの景色を堪能する.

あ~生きてて良かった!

そっから晩飯のパスタを作りにかかったけど…写真撮ることも忘れて腹にかき込んでしまった…

おしゃれなパスタじゃなくて茹でてレトルトのソースかけただけの質素なのだから写真なくていいよね?山の上で本気の料理をしている方々すごすぎます(笑)

日没

山のテント泊の醍醐味はずばり日の出と日没.これに尽きると思います.ここ天狗山荘は稜線にテン場があるので贅沢にもどっちも見られます!

西の空に太陽が沈んできた.自然の流れに身を任せて過ごせるのも山に登る理由の一つ.

それにしても白馬鑓は近くで見ると砂利山にしか見えないね(笑)

西の空が良く見えるようにちょっと移動.そんなに歩かないし安心してくれ.

ちょっと来るの早すぎた(笑)仕切り直し!

25分くらい待つとここまで赤くなってきた.出撃!

自然とワクワクする.この瞬間…たまらん!

日が沈みゆく.雲より高い稜線で流れる幸せな山時間.

ちょっと南西の方に目をやると鋭鋒・剱岳.シルエットだけでもかっこいい.

朝から晩まで絶景の中を歩けて大満足です.

今日も素晴らしい一日でした!

二日目へ続く