【山スキーを始めたいっ!!】スノーソーを格安で調達しよう(シルキー/ゴム太郎)

山スキーにおいて3種の神器といえば?「ビーコン」「プローブ」「スノースコップ」だ.しかしいざって時を考えるとスノーソーは常備しておいた方が良い.しかし専用品となるとかなり値が張る.今回はそんな必需品とも言えるスノーソーの代替品を紹介しよう.

目次

シルキーゴム太郎とは

シルキーゴム太郎とはユーエム工業(シルキー)が作る枝打ちノコの商品名だ.スノーソーは数千円するのに対してこちらはアマゾンでたったの1755円(2022.5.20現在)!ゴム太郎は主に枝を切断を目的としているが雪もゴリゴリ切っていける.ただしカチカチの氷だけは切れないので注意しよう.

種類はいくつか存在するが雪山に持って行く分には270mmの粗目の替え刃を購入すればOKだ.重量も実測82gとかなり軽量.これならザックに1本忍ばせても負担にならない.ちなみに取っ手部分も別売りで販売されているが個人的には取っ手はなくても全く問題ないと思う.

ゴム太郎の使用例

雪洞を掘る際にスノーソーはとても重宝する.スコップ1本だけでは効率が悪いがブロック状に切れ目を入れることで雪の塊ごと切り出すことができる.

野伏ヶ岳にて(2月)

さらに飲料水確保のため,鍋に入るように雪を切り出したり

テントの風よけブロックを作ったり.

三俣山荘にて(5月)

ストックが折れて灌木から臨時でストックを切り出す時にも役立った.

四ッ岳にて(3月)

収納ケースも作ろう

ゴム太郎は収納ケースがないので身近にあるもので収納ケースを作ろう.用意するのはどこのご家庭にもあるA4のクリアファイル.いい感じの大きさにカットしてホッチキスで止めれば完成だ!誰でも作れるので是非お試しあれ!

四隅は丸めておいた方が痛くないね.
刃を入れるとぴったり!これで2シーズン過ごしてザックに穴が開いたり自傷事件は起きず.
ケースを入れて実測88g!

シルキーゴム太郎の弱点

かなりメリットが多いゴム太郎にも弱点は3つある.

・さびやすい
・氷が切れない
・刃渡りが短い
ということだ.特にゴム太郎を使ったら山行の後すぐに乾かさないと錆が浮いてくる.放置は厳禁ということをここに記しておこう.

乾かすのを忘れて錆が浮いてしまった.

まとめ

シルキーゴム太郎は氷こそ切れないもののそれなりに雪と枝を切り出すことができる.日帰りでは活躍する機会も少ないかもしれないが泊を伴うと必ず必要な局面が出てくる.値段も安いのでスノーソーの価格に頭を悩ませていた人はこの機会に是非導入を検討してみて欲しい.

終わり

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