目次
概要
2022.5.2(月)
待ちに待ったGW.今年は連結すると10連休が作れるということもあり気合は十分.長野に拠点を構えるケルカス氏と共に春山ツアーとして各地を巡ることとなった.最初の小手調べに選ばれたのは頸城山塊の火打山.GWには既に夏山登山口の笹ヶ峰まで除雪が終わりアプローチも容易となる.長野市内から車を走らせ1時間.前日に気温が下がったことに加えて降雪があった為,ノーマルタイヤで向かうのは半ば賭けだったが登山口までは凍結もなく杞憂に終わった(路肩は霜が降りていた).
準備をテキパキ済ませて入山.初手から雪面はガチガチ.これ緩むのか心配だ.火打山ピークに向けては基本的に夏道に沿って進んで行く.ケルカス氏によると2週間前と比べると劇的に雪がなくなったらしく,時期的に黒沢を詰めるのは辞めておいた方が無難とのことだった.なんせ2週間前は麓の妙高杉ノ原ゲレンデを滑れるほど雪があったのにここまでやって来るのにゲレンデに雪は皆無であった(笑).
夏道を追っていくと尾根に乗り上げる必要があるのだが,今回はカチカチだったので早々にアイゼンに換装.尾根に乗り上げると中途半端に雪がない箇所もあって,回り込んだ急斜面をウィペットを使いながらこなして登った.今回ウィペットを初めて使ったがこりゃすごい.ポールだけでは実現できない安心感があった.来シーズンはダブルウィペットを使えるようにしよう.
富士見平までやってくればあとはもう楽勝だ.標高2000mくらいから上は新雪が5cmほど積もっており残雪期には茶色く汚れる雪面もリセットされて真っ白に.火打山もスベスベで一見厳冬期の様相だった.特に休憩をすることもせず,高谷池ヒュッテや天狗ノ庭も通り越してあっという間にピークに着いた.稜線は多少風も強いがシェルを着れば寒いということもない.雪は白くてもやはり春ということらしい.昇温してくると雪も腐るのでさっさとドロップしましょう.
山頂から滑れると思っていたけどかなりハイマツが出ていたりして火打山と影火打の間のコルまで板を担いで降りてそこからエントリー.眼前には無木立の斜面が広がり期待も自ずと高まる!いざ!滑り出すと迎えてれたのは下地の上に乗った新雪斜面.底付きこそあるもののガリガリではなく滑りやすい!ひゃほう!少し滑って台地から惣兵エ落谷に入ると雪も重くなり始めたけどトータルとしては悪くないでしょう!なんせガリガリと思っていたので…
谷筋に入ればあとは自動運転.惣兵エ落谷とサクラ谷が合流し,鍋倉谷に入ってからは左岸を滑って1256を目指す.けっこう雪解けが進んでスノーブリッジなんかの賞味期限も間近でこのルートが滑れなくなる日も近いかもしれない.最後は滑らない樹林帯を漕ぎつつ林道へ.林道も勾配がないのでシールを付けて笹ヶ峰まで数km歩き.何だかんだ最後のパートに時間がかかった.ケルカス氏と楽しみを見いだすため行動時間5時間切りをしようということになり最後まで気を抜かずガシガシ歩いて笹ヶ峰へゴール!無駄にストイックな山行となり結果は4h55min.昼前下山の良い朝活ができました!
6:35 笹ヶ峰
7:15 黒沢出合
8:50 高谷池ヒュッテ
9:45 火打山
10:10ドロップ
10:55林道でシールオン
11:30笹ヶ峰
ウイダー×2
水350ml
詳細
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終わり