概要
2022.5.7(土)
さてGW最後,21-22シーズン最後は鑓温泉で〆ましょう.今シーズンは雪こそ多かったものの4月くらいから異常な高気温とどかっと降る雨で一気に雪どけが進みGWには例年以上に雪がなくなってしまうという結果になってしまった.粘ればまだ滑れるかもしれないけど,今年の「楽しい滑走」はとりあえずGWくらいまでかな.という訳で悔いなくシーズンを〆られるように白馬鑓ヶ岳に向かうこととなった.
GWも休みなく動き続けてこの日で6日目.まあよく動いたもんだ.一応長野市内のケルカス氏宅で寝たので昨日の蓮華大沢よりはマシだろうと思ったが朝が案の定辛すぎた.猿倉に着くと意外と車は埋まっていないのは良かった.さっさと準備を済ませてロケットスタート.いきなり板を履けるのは有難い.小日向のコルまでは昨日の針ノ木雪渓と同じくトレースが多く残っており,猿倉台地に登る尾根なんかはバンクドスラロームかのような跡すらある(笑).なんじゃこりゃ.流石…大人気の山域ということか.
小日向のコルへは気合入れて登ったお陰で1時間程で到着.湯ノ入沢へはまだカチカチ縦溝だらけのバーンだったので横滑りで制御しながら降りた.ここから再びシールオン.昨日の反省を踏まえてシールが剥がれることを想定しVoileストラップ×2と横ズレ防止ようにクトーまで装着してクライムオン!これで一応対処できるということも知れて良かった.鑓ピークまではおよそ1300mUPもあって中々のハードさ.沢筋をジグも切らず鬼の直登.東面ということもあってすでに標高が高くても緩んでる.シールもザブザブの雪で滑ったりしてキまらずしんどかったけれど,どうにか雪がマシな9時そこそこにピークに立てた.ちなみに稜線は雪がないのでシートラだった.
ピークに立てたら後はもうお楽しみタイム.悔いなきよう滑り納めよう.ピークから標高差500m程はやわらけぇザラメ!ひゃほう!最高す!けど次第に雪は重くなり,にっちもさっちもいかない滑りに…ああ重たい.後続の人が何グループもいたけどこれじゃ可哀想.逃げ込むように温泉に滑り込んだ.
温泉周りはポツポツ何グループかいたものの入っている人は誰もいず.下から上がって来ているパーティーも何組かいる.今がチャンス!コーラ片手に素っ裸でドボンと入浴!湯はかなり熱め.長くは入れないけど心地良い熱さだ.草津や野沢のような暴力的な熱さではないから良かった.そしてコーラの旨いことよ!天国ですか.これは山スキーと言うより「鑓温泉」という遊びの一ジャンルだなぁと.また鑓温泉はテントでも担いで来てゆっくりしに来よう.湯上りは持参した半袖Tシャツに着替えてクールダウン.もはや半袖でちょうどいい.時たま谷から吹き上げてくる風も爽快でなんと心地良いか.ケルカス氏に至ってはアロハシャツだ(笑).GWのスキーツアーで久しぶりゆったりとした時間を過ごせて非常に良かった.
湯ノ入沢までのラストランは半袖での快適滑走!もちろん手袋とメットは装着.登ってくるギャラリーもいて少し恥ずかしい.もっさりした雪でもカッコよく見えるように滑ろう!しかしなんと鑓温泉からの下部の方は意外と走る雪で思いがけず素晴らしいラストランとなった.小日向のコルへの登り返しも暑く半袖でちょうど良い.ケルカス氏はどうやらここ数日の膝のオーバーユースかかなり辛そうだった.けれどコルまで来てしまえばもう安心だ.ブナのヤニで最後は鬼のように滑らなくなったけど無事下山.トータルとして素晴らしいシーズンでした.山スキー装備一式を揃えて一年目としては中々あがいて色々経験も積めたように思う.
下山後はハイランドホテルの天神の湯と丼丸でフィニッシュ!GWはまだ一日残っているけど流石に片付けも必要なのでこの日の晩の長野駅前発の夜行バスで京都へ帰還.疲れもあってかあっちゅう間だった.
5:10 猿倉
6:10 小日向のコル
6:30 湯ノ入沢
7:15 鑓温泉
9:20 白馬鑓ヶ岳
9:55 鑓温泉 10:55
11:00湯ノ入沢
11:30小日向のコル
11:50猿倉
ガッツギア×2
草もち×2
ナッツ少々
コーラ500ml
水500ml
詳細
終わり
この記事が良ければ下のいいねをポチッとして頂けるとブログ運営の励みになります!!