【モンゴル バイクツーリング】Day3~ロングダートを攻略せよ!~

Day3 ロングダートを攻略せよ!

2024.8.12

2024モンゴルツーリング - Google マイマップ
2024モンゴルツーリング

昨日の疲れもあって爆睡していたが太陽の光で目が覚めた。持ってきたコーヒーを淹れ、ウランバートル(UB)で買ったパンをかじる。昨日モンゴルを一日走ってみて、この先質素なものしか食べられない生活になるに違いないと感じた。

現在地は日本最北の宗谷岬よりも若干高い緯度ということもあり、気温は低くかなり涼しい。半袖では寒いくらいだ。防寒具を身にまとい、テントを片付けたら出発だ。今日もひたすた西へ向かう。

至高の朝を迎える。これぞキャンプツーリングの醍醐味。
道中、チベット仏教の小さなストゥーパが鎮座しているのを発見。ここモンゴルではチベット仏教文化圏でもあることが驚きだ。
人の気配より家畜の気配の方が多い。至る所でヤギやヒツジが放牧されている。
まれに看板もあるがざっくりすぎて情報量は少なめ

さあ、今日の本題はダート走行だ。いよいよこの国の核心へと踏み込む時が来た。国の動脈の幹線道路は舗装されているが、村間の道は細い未舗装で結ばれている。Googleでは表示されていない道でもMaps.meでならクリアなのでそれを100%信頼し、ダートへ入る。スマホがないと確実に遭難してしまうだろう。便利な時代になったもんだ。

ダートは車一台分の広さでしっかり踏み固められており、Shineray200だと35km/hくらいで流すことができたがそれ以上の速度はこのバイクでは厳しそうだった。完全なオフロードバイクだともう少し有利に立ち回れるかもしれないが、ダートの経験が深いとは言えないのでのんびり安全に楽しもう。

この道がどこにどんな風に続いているのか
見渡す限り何もないが意外と電波は繋がる。近くに電波塔があるのだろう。
三脚を立てて写真を撮ったり動画を回したりしていると遅々として進まない(笑)
目標としていたウギー湖に到着したが、ツーリストキャンプが点在するだけでそれ以外は何もない。

ウギー湖を通過した頃合で昼となったが、如何せん飯屋がない。後で気づくことになるのだが、ツーリストキャンプに行けば飯を提供してもらえる可能性はあるのだがこの時は知る由もなく。さらに進んで小さな集落Ugiinurに辿り着くがこれまた飯屋がない(笑)

飯屋とマップには乗っていても営業していなかったりしてかなり参った。仕方がなく村を離れてパンをかじるしかなかった。景色やロケーションは最高なのに飯に対する対策を少々怠りすぎた。こんなことであればパスタ生活にすれば良かったと今なら思う。ともかく最低限の水と非常食の携帯は絶対だ(笑)

ガソスタはあるので早めに燃料補給。レギュラーの92番は112円/L程と安い。
商店でまたもや非常食や水を購入。
Chekeさん曰く最悪現地民に助けを求めればどうにかなると言っていたが、他力本願な旅はなるべくしたくない。

辛い状況には辛いことが起きるもので進行方向の空がどす黒くなってきた。これは誰がどう見たって雨雲である。雲も時折ピカピカしている。とはいえこの場で足踏みしても仕方がないので雨が降り始めるまで進むしかない。

次第に雨がパラパラと風で飛んでくるようになり、本格的に降り始めた。こんな草原のダートに雨宿りできる場所もある訳がないので急いでテントを展開。雨が止むまでやり過ごすことにした。

テントを強い雨風が打ちつけ轟々としていたが1時間もすると静かになった。どうやら通り雨だったらしい。進行方向の空は明るくなっていた。ここで野営せずに済んだのは有難い。あと1.5時間分は先へ進もう。

野営する際は明日の計画を立てる意味でも電波が入る場所というのも重視している。このビバークポイントは電波がなく危なかった。
雨が上がって幻想的な光景に。砂利も程よく湿ってとても走りやすくなった。

どうにか110kmのダートを走りきり、再び幹線道路に出る頃には陽は落ちかけていた。どうにか幹線道路に戻ってきた時は再度アスファルトの有難みを噛みしめることとなった。モンゴルのダートにしては短い方かもしれないがこの一日で、ダートを一日に進める距離やその覚悟を分からされた気がした。

近くに小さい村があるので電波をどうにかゲット。カップ麺等を食って就寝。

終わり

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