【モンゴル バイクツーリング】Day6&7~スマホが雨で水没死、紙地図のみのウランバートル観光~

雨に打たれてスマホ死す

2024.8.15

2024モンゴルツーリング - Google マイマップ
2024モンゴルツーリング

午後から天気が崩れる今日は山場となる.あと一泊はテント泊したいところだったがこんな草原で雨に降られては本当にどうしようもない.今日のうちにウランバートルの温かい寝床を目指そう.

朝はまだどうにか天気はもっている.
幕営地から近い場所でかなりでかい猛禽類がいた.

朝からひたすらアクセルを捻りっぱなし.Windyを見ると,今日はどう頑張っても雨雲には直撃する.できる限り雨に打たれる時間を減らしたい気持ちばかりが募って焦ってくる.最後にして辛いツーリングだ.

朝から寒くてレインを羽織っている.
丘陵の頂上に立派なストゥーパが!
気になったので立ち寄った

ウランバートルへ帰る途中にミニゴビというお手軽砂漠体験のできる鳥取砂丘的なスポットが現れた.ここだけ宿だの飯屋だので賑わっており,ちょっとした観光地になっているらしい.せっかくなのでサンド走行体験といこう.

踏み固めらた轍を走る分にはどうにかなる.しかし道路以外の砂地に突入するとタイヤが埋まって全然進まない.こりゃあかん.モンゴルのバイクツーリングの行先にゴビ方面もあるのだがこちらは一歩間違えたらかなり苦戦しそうな気配を感じた.素人ライダーにはサンド走行はまだ楽しめないということが分かってしまった(笑).

フタコブラクダは珍しい!
ここだけ切り取ると完全にゴビ砂漠!

ドライブインで飯を食べ終わり,空を見ると今にも雨が降り出しそうな色をしている.いよいよ修行が始まろうとしていた.

いつ降られても良いように雨具や長靴を履いて万全の体制に.そして,ウランバートル手前220kmあたりでつにに雨が降り始める.雨粒が体に当たると痛くて仕方がない.しかし雨宿りする場所も乏しく前進あるのみ.これが本当に辛かった.

ウランバートルに入る頃には小康状態となり無事に乗り切ったのだと一安心した.しかしちょくちょく現在地をスマホで確認するのだが,ホテルを目前にして挙動が怪しい.果てにはタッチパネルが効かなくなり全く使い物にならなくなってしまった.横着してスマホに満足な防水対策もせずレインのポケットに入れて使ってしまっていたのが原因でスマホが水没死してしまったらしい…

お陰で直前に予約したホテルの場所を探し当てるのにかなり苦労した.ウランバートルに到着した時は喜びよりもスマホが機能しないことによる不安ばかりが募って気が気でなくなってしまった.ダウンの寝袋に入れて乾燥させるも抵抗虚しくスマホが再び息を吹き返すことはなかった.

お察しの通り写真も復旧できず.スマホでご飯やちょっとした写真を撮っていたため一連のブログは風景写真ばかりになってしまって本当に悔しい限りである.

スマホは防水対策して使おう
どうにか宿には着いて一安心.

紙地図でウランバートル観光

2024.8.16

一日分巻いてウランバートルに帰ったのでかなり時間ができてしまった.せっかくなので一通りウランバートル観光をしましょう.が,まずは今日の宿を見つけるところからスタート.幸いにも歩き方は持参していたので雑な地図と最低限の情報はある.今日一日,何とか歩き方だけで乗り切らないといけない.

で…どうにか右往左往しつつもゲストハウスを探しあてることに成功したので街へ繰り出すことにした.

荷物を預かってもらった.

まずは恐竜の骨格標本を飾っているフンヌモールへ.いっぱいあるのかと思いきや標本は二体分のみで少し残念.

ゴビは恐竜化石の産地だ.
昼飯にバーガー.キャンプツーリングの食生活が酷くあまり食欲が出なくなっている…

続いてナラントール・ザハという市場へ.なんとゲルの素材屋さんが軒を連ねている.これはこの国ならではだ.

一軒建つのにいくらするのだろうか.
俺もゲル欲しい.

一旦,バイクをゲストハウスに置き歩いて市内も散策する.何せウランバートルはどこに行くにも渋滞続きで本当に辟易するくらい進まないのだ.コンパクトに動くなら最早歩いた方が早いだろう.

ノミンデパートでモンゴルの紙地図を調達.ダートはやはり紙地図が欲しいところ.
スフバートル広場.なんだかロシア味を感じる.
時間が余ったので国立博物館にも行ってみた.

夕方にはバイクを返却しよう.記憶を頼りにバイクを走らせ無事に返却も成功.しかしまたもや最後に土砂降りの雨に降られて運がない.新車をレンタルしてOdo1173kmを走り抜けた.日数の割に距離は少なかったが本当に盛りだくさんなキャンプツーリングになったように思う.バイクもトラブルなく走って帰れたことに感謝である.

タクシーを呼んでもらい,ゲルで待機させてもらった.ビショビショに濡れてしまって寒かった.

スコールのような大雨が降ったこともあり,渋滞はさらに酷く宿に帰るのはかなり遅くなってしまった.

2025.8.17

最終日.後は空港に行って帰るだけだ.名残惜しさもあるが早くスマホのある生活に戻りたい気持ちが強い.しかし,昼の便で帰れるはずがかなり遅れて何だかんだ夕方のフライト.一日空港にいる羽目になって最後までトラブルに見舞われてしまった.

当然日本に着いたのが遅れることとなった.と同時に親への帰国報告も遅れて危うく大使館に連絡されてしまう一歩手前な状況なくらい心配させてしまった.最後の最後に大反省である.皆さんも不測の事態の場合は早めに親しい人へ連絡するようにしましょう…

チンギスハーン国際空港はコンパクトでいい空港だった.
滑走路から見る景色も最後の最後までモンゴルそのものだった.

終わり

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