熊撃退スプレーを北海道に送る方法

知床半島一周にて遭遇したヒグマ
ヒグマとの距離は50mだった

北海道といえば何を思いつくでしょうか?
美味い海鮮や雄大な自然…そしてヒグマでしょう(笑).

北海道で登山などのアウトドアを行う際必ずぶち当たるのが,「熊スプレーどうやって送るか問題」.既に熊撃退スプレーをもっている人でも熊撃退スプレーは飛行機に持ち込むことはできない.知らずに持って行けば「没収」という形になり高額な熊撃退スプレーを手放さざるを得ません…

そこで今回は北海道に熊撃退スプレーを送る方法をいくつか紹介しよう.

目次

方法1:佐川急便で営業所止めで送る

熊撃退スプレーを北海道に送る方法は佐川急便の陸送サービスを利用するしかない.日本郵便やヤマト運輸は不可となっているので注意しよう.陸送だと通常より運搬に時間がかかってしまう為,北海道に現地入りする1週間前くらいを目処に最寄りに営業所から旅先で都合の良い営業所止めで発送すると良いでしょう.

料金は通常通りの計算でOKです.私は60サイズの段ボールに梱包して京都(関西)→千歳空港営業所止めで発送し,片道1440円(営業所への持ち込み割引で-100円を適用)でした.

料金の計算は佐川公式サイトから

千歳空港営業所宛てに送る際の注意点

恐らくほとんどの人が利用することとなる千歳空港.その最寄りの営業所である千歳空港営業所に送る場合はやや注意が必要です.
①場所が分かりにくい.
②空港近隣施設の為か入口ゲートで営業所に入る許可証を発行してもらう必要がある.

許可証は入口ゲートで帳簿に名前や入域理由を記入するだけですがちょっとめんどくさいです.そのため,旅程的に時間がない方は他の営業所を検討されることをオススメします.歩いて行けなくもない距離ですが,他の公共交通手段は空港玄関口から発着しているのであまり効率的ではありません…千歳市内にも千歳営業所があるのでそちらの利用も検討しましょう.

私はレンタカーを借りて千歳空港営業所に向かいました.入口と出口の道路は一方通行となっているので注意しましょう.

千歳空港営業所・入口ゲート
千歳空港営業所・出口ゲート

方法2:通販で買って受取先を現地のコンビニ宛てにする

熊撃退スプレーを持っていない方はコンビニ受け取りも一つの案として悪くはないでしょう.陸送片道分を浮かせられるのはお得ですが,一度しか使えない伝家の宝刀でもあります(笑).私の友人はアマゾンで購入した熊撃退スプレーを空港ロビー内のローソンで受け取っていました.

千歳空港 新千歳空港到着口2号店にて

方法3:レンタルも検討する

熊撃退スプレーを使用する期間によっては熊撃退スプレーのレンタルサービスも検討してもいいかもしれません.例えば知床で熊スプレーをレンタルするには以下の施設で一日1000円(2022年4月現在)で借りられます.ただし個数や開館時間に縛りがあるので注意しましょう.
ルサフィールドハウス
羅臼ビジターセンター
知床自然センター
その他レンタルできる場所の情報は乏しかったり情報が古かったりする場合が多いので注意しましょう.私はフィールドで5日使用する予定だったため陸送する方が安く済みました.

熊撃退スプレーは一般人ができる最大限の防御.安心感も桁違いだ.

まとめ

熊撃退スプレーを北海道で使うには中々面倒くさいステップを踏まないと使えないのがもどかしい所…しかし北海道のフィールドでもしもの対策がないまま入るのはあまりにも無責任というものでしょう.そして何より熊撃退スプレーがあるとフィールドを歩いている時にも精神的な余裕が生まれます.熊撃退スプレーを装備して北海道でも楽しいアウトドアライフを送りましょう!

終わり

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