目次
概要
2021.10.16(土)
週末は特に山に行く予定でもなかったが突然山に行くこととなった.金曜の夕方にGUCCIさんから連絡があり,
GUCCIさん「明日は?」
私「池増!」
そういう時は決まって予め用意していた山行計画を発動させる.今回はまたもや白山.候補に伊吹の北尾根も挙がったが配車を考えると白山方面との距離もあまり変わらないので経ヶ岳~赤兎山~加越国境の稜線繋ぎをすることとなった.白山は山域そのものが広大.しかも道路なんかで寸断されることなく稜線が続くので本当に開拓し甲斐がある.
21:00にGUCCIさんに京都でピックアップしてもらい登山口へ向かった.出発も遅かったので敦賀~福井は高速で課金.ギリギリ深夜割適用でウハウハ.上小池の駐車場にチャリンコを配車してなんとか2:00にスタート地点の奥越高原少年自然の家の駐車場に滑り込んだ.
仮眠の後5:45にスタート.意外にも我々以外には誰もおらず.GUCCIさん曰く去年の紅葉の時期は人で溢れていたらしい.今年は紅葉がやや遅れているらしく色づきもまだまだ.赤兎山の山頂周辺でようやく人と遭ったがそれ以外は誰もいなかった.まあそれもそのはずで.この稜線には登山道がずっと付いているものの大部分が破線ルートとなる.とはいえ踏み跡は明瞭で,笹薮が多少うるさいくらいなので全く問題なし.歩いていて全く面白くはないのだが…やはりレポに多く上がる経ヶ岳と赤兎山の山頂周辺が展望が良く楽しい区間だった.
ハイキング終わりの楽しみといえばチャリンコ.ゴール地点からスタート地点までの約35kmの道のりをサイクリングで帰る.しかし最後に車まで戻るのに激坂で足を削り取られてフラフラになりながら帰還.最初はほとんど下りで余裕だろうと思っていた自分があさはかだった(笑).そして修行の足りなさを痛感.まだまだ弱い自分であります.
行動時間:9h17min
5:43 奥越高原少年自然の家
6:34 保月山
7:45 経ヶ岳
8:48 大舟山
9:48 赤兎山
11:35 杉峠
13:03 上小池駐車場
15:00 奥越高原少年自然の家
詳細
ここからスタート.今のところは紅葉している要素皆無で木々は青々としてる.
なーんかテンションは低め.朝だというのにこの暗さで生暖かい風がびゅーびゅー吹き付けていて気味が悪い.一人で来たら間違いなく二度寝していた.
軽く登ってくると勝山市街が一望.
一方山の方はというと.ぐぇぇーーー!!今から歩く先もこんな感じなのか?ちなみにこの山は荒島岳.
標高を上げると徐々に色づき始めている木がちらほらと出てきた.最盛期まであと2週間くらいかかるかもね.
福井の杓子岳.積雪期はここから宿谷川へドロップできる.
ぐぁぁぁ~~!!経ヶ岳が案の定どす黒い雲に包まれてる.これはいかんと,レインを装備した.
GUCCIさんは新しく調達したTIFOSIのサングラスを付けてご機嫌.なんと3000円くらいだったらしい.安い!!そして厳つい!!
ん??意外と問題なく行けるか?久しぶりに敗退したかと思った.
振り返るとこの稜線.これは上越国境ともひけをとらんかっこよさ.
ズドンと経ヶ岳.なろほどこれは確かにかっこいい.山頂から滑れるらしいがかなりの急斜面.
展望はなし.残念!!
立ち止まらず進んでいたらみるみるうちに晴れてきて.
後ろ見たら経ヶ岳が晴れてた.ふざけんなよ(笑).
しかしここら一帯がこんなに素晴らしいとは思ってもいなかった.彼方まで続く稜線は白山まで繋がっているのが激熱ポイント.
振り返って①
振り返って②
お楽しみ区間はここまで.再び樹林帯へと突入する.赤兎山までは見ての通りアップダウンも多い.
ここで1回目の休憩.
2ヶ月前にも沢登りでこの辺りには来たが季節が変わって秋めくと森の中でも楽しい.流石に真夏は暑いしいいことはなかった.
珍獣現る!!
踏み跡はあるが快適ではない.こういう道が嫌いな人は辛いと思う.そして展望もない.
しかし赤兎山へ至る最短の登山道へ合流すると途端に快適高速道路に.とりあえず恒例の記念撮影.
赤兎の避難小屋.奥には別山~三ノ峰.
赤兎山の山頂付近はわりと紅葉が進んでいるけど既に風で飛ばされたのか,あまり枝に葉が付いていない木が多い印象だった.
ハイジな気分でとてもよろしい.ここにはいつかまた泊まりに来たい.
ここから先は再び修行区間.先を急いでも勿体ないので軽く休憩.白山には笠雲がかかっていた.
今回補給にブドウ糖60g,マルトデキストリン60g,ポカリ粉末を試してみた.とにかく甘い!!これだけなら問題ないのだが,如何せん喉が渇いて仕方がない.液体燃料は運用の方法を模索しないと難しいな.
下降開始!!
朝は遠かった白山もかなり近くなった.
長い長い!!楽しさがないから異様に長く感じる.ちなみに一番藪いのはこの杉峠~六本檜.
ソクサクと上小池に下山.ここからはお楽しみの自転車区間35km.
ほとんど下りで楽勝なのだが…
最後に少年自然の家までのヒルクライムが想像以上にキツイ.
明らかにカロリー不足で全く足が動かなくなり,足をガタガタ震わせながら気合でスタート地点へ帰った.まさか最後にここまで足を刈り取られるとは思わなかった.まだまだ修行が足りないすわ.
下山後は永平寺温泉でさっぱりしてからレストランふくしんにてソースかつ丼で〆.大盛りを頼むと4枚もかつが乗っていてしっかりお腹いっぱいで大満足でした.
終わり