2023.2.27(月)
トレッキングも4日目.今日はいよいよ岳都ナムチェバザール(3440m)に向かう.クラシックルートパートも今日で終わると思うと悲しい.
今日も朝からしっかり炒飯を摂取.多分作るのも簡単で早いし毎朝これでいいです.結構どの宿でも薪を燃やして料理を作ってたりするので時間もかかる.
ようやくトレッキングの生活に体も順応してきた感じもあるが,Ringmu辺りから喉の調子がすこぶる悪い.割と宿の親父も女将もゴホゴホしてたりするのである意味風土病的なものなのだろうか.(後日調べるとKunnb Couhhという標高と乾燥によって生じる良く知られた症状だった.)鼻水もズルズルする始末.これは辛い.熱はなく,食欲モリモリなので治ると信じたい所だ.
さあ飯を食べたら出発だ.昨晩の雨(雹)もあり,トレイルがウェットコンディションとなった.その影響で泥だかうんこだか分からいものが多数.これは辛い.岩の上にうんこが乗っていると地味に滑る.こいつは危ない.膝付きダウンだけは避けなければならない.
今回のトレッキングで私はトレランシューズを履いてきた.今のところかなり正解でどんだけ長距離履いても次の日にはカピカピに乾いている.昨日の雨でも問題なかった.しかしメッシュ部分が多いのでこの先気温が下がれば少し心配だ.
トラバースはやがて終わり,Surke(2290m)の村に向けてガツンと下る.そしたら後はナムチェに向けてじんわり登るだけだ.今日も昼抜き作戦で行こう.
Chaurikharka(2530m)で1本目のコーラを注入.頭上をヘリやプロベラ機がじゃんじゃか飛んでいく.Luklaを過ぎればディズニーランド状態なのだろうか…かなり不安に襲われた.
メイントレイルに合流すると道幅が広くそしてキレイになった.しかしながら意外と歩いているトレッカーは少ない.すでに飛行機を降りて先に歩いて行ったのだろうか?そこら中にゴミ箱も設置されている.挙句の果てには公衆トイレまである.今まで歩いてきたトレイルを思い返すとエライ違いだ.
道はキレイになったので進むのは早い.チャッチャッと快速ハイキングだ.基本他のトレッカーは抜かせるのだが中々抜けないのもいる.ドンキー達だ.こいつらは手強い.隊列のケツに付くと目の前で屁をこかれるし,相当数がいるので中々隙をついて抜けない.特にナムチェ手前の急登でドンキー達との登坂勝負となりどうにか追い抜かしてからもそこそこ速いペースを維持して追いかけてきた.首にぶら下がっている鈴の音が最早恐怖だった.あとちなみにヤクもボチボチ速い.
必死になって急登を登ったので一瞬でナムチェに到着した.最初のエベレストビューポイントもどこか分からずすっ飛ばしてしまった.(がスっていたのでどうせ見えなかっただろう.)樹林帯が切り開かれ突然ポツポツと建物が現れ,もう一段登ると巨大な岳都が出現した.これは凄い.標高3400mにこれだけの街があるとは.しかしイマイチ活気はない.この辺りはモロにトレッカーの数を反映しているのだろう.
宿の数も多いので以前父が訪れた際にオススメだと言っていた宿に泊まることにした.部屋からはナムチェの街並みが一望.設備も諸々申し分なかったが何故か宿泊客は私一人だけだった.
でかい居間でポツリと1人晩飯を食べるのは少し寂しい気もするが正直こっちの方が大歓迎だ.喉の調子も相変わらずなのでとりあえず早めに寝ることにした.
今日の収支
※Rs1はほぼ1円
・コーラ:Rs200
・レッドブル:Rs200
・宿(Zamling Guest House):Rs500
・マサラティー:Rs150
・晩飯(ダルバート):Rs850
・朝飯(シェルパシチュー):Rs570
∑ Rs2470
行動記録
5:50 起床
6:45 朝食
7:15 出発
9:50 Chaurikharka
11:30 Phakding
13:00 Monjo
13:40 急登取り付き
15:00 ナムチェ着
18:00 晩飯
終わり
この記事が良ければ下のいいねをポチッとして頂けるとブログ運営の励みになります!!