2023.2.28(火)
昨晩はまさかのNamche(3440m)で降雪があり,窓の外は一面銀世界だった.と言っても積もったのは良くても精々2cm.日が差せばすぐに溶けるだろう.朝から快晴で窓の正面に双耳峰のThamserku(6608m)がドカンと見えた.すごい場所に来てしまった.
今日は高度順応でNamcheの裏手の丘を登るだけだ.そのため朝も7:30と遅めのスタート.朝食にはシェルパシチューを注文した.お餅と麺の中間のような粉物と野菜が煮込まれていて美味しかった.しかししっかり動く日には向かないだろう.ネパール流雑炊といったところだろう.
COROSの時計を見ると,標高は既に3450mだが裏手の丘は3800m近くある.宿の親父曰く1時間くらいあればKhumjung(3780m)に着くだろうとのことだった.外に出ると流石に降雪直後とあって寒い.しかし動き始めるとすぐに暑くなり半袖とソフトシェルで丁度良かった.
昨日はナムチェの急登で飛ばしすぎたあまり,ヒマラヤの峰々を見れていない.シャンボジェの空港まで登ると次々とナムチェの宿からは見えていなかった峰々が姿を現す.息を飲む美しさだ.
Khumjungに直接行っても勿体ないので少し遠回りでKhunde(3840m)の村も寄っていこう.ここで日本一の富士山の標高を突破.少し息苦しいような気もするが問題なく動けている.
多分適当に歩いてだけでは時間を持て余してしまう.どこかでお茶がしたいのでエベレストビューホテルを偵察しに行こう.
見ると標高にそぐわない立派な建物.これはすごい.テラス席に行くと欧米人でゴチャゴチャガヤガヤだった.あちゃー.これは違う.そしてメニューを見ると高いのなんの.早々に撤退することにした.
どこかローカルなロッジがあるはず.と思い歩いているとあった!比べるとかなり静かだ.ここでミルクティーとアップルパイを注文した.外の席からはしっかりエベレスト,アマダブラム,タムセルクが見える.素晴らしい!ミルクティーと合わせてアップルパイも揚げたてで,これまた美味かった.
満足したのでNamcheに帰ろう.ちょうどお昼が近くなり見えていた峰々もガスに巻かれ始めた.後は気になっていたシェルパ博物館に向かう.どうやらロッジのオーナーが自前で揃えたコレクションのようだ.コレクションには一昔前の実際に使われていた道具の数々が.日本で言うところのいつの時代相当の文明レベルなのだろうか.
さらに興味深ったのはギャラリー.1950年代のナムチェの村やシェルパの冠婚葬祭等の行事の貴重な写真がかなり興味深かった.やはり建物等は今に比べると全く違う.いい展示を見せてもらった.
後やるべきは買い出しだ.一通りなんでも揃うナムチェ.だが閉まっている店もチラホラとある.とにかく喉と鼻水で調子が悪いので薬局で薬を購入.多少高かったがこの標高でこれだけの物資を買えることに感謝したい.
さらに必要なのはチェーンアイゼン.今回はエベレスト街道でも比較的マイナーなスリーパストレックというのが目標だ.その際チョラパスは氷雪の上を歩く箇所があるらしいのでナムチェで購入すると決めていた.Rs1650と案外安かった.
さあやることも済み暇になったのでロッジに帰ろう.相変わらずエベレストトレッキングは暇な時間が多すぎる.もう少し暇つぶしできる物を持ってくれば良かったと後悔した.
昼にお茶で豪遊してしまったので昼飯は抜くことにしただけに腹が減って仕方がない.晩飯には勢い余ってバフカレーとピザを注文してしまった.これが大失敗.ピザが不味いのなんの.久々に不味い飯に当たってしまった.水分多い具が不味くて分厚いパンに乗っているだけ.我慢して腹に詰め込んだ.一方バフカレーはかなり美味かった.
大して何もしていないが早い時間に眠たくなる体になっておりこの日もすぐに寝てしまった.
目次
今日の収支
※Rs1はほぼ1円
・アップルパイ:Rs500
・ミルクティーSmall Pot:Rs500
・シェルパ博物館:Rs250
・薬:Rs1150
・チェーンアイゼン:Rs1650
・宿(Zamling Guest House):Rs500
・晩飯(チキンカレー):Rs720
・晩飯(ピザ):Rs660
・朝飯(炒飯):Rs600
∑ Rs6530
行動記録
7:30 朝食
9:00 Syangboche
9:45 Khunde
10:00 Khumjung
博物館&買い出し
14:00 宿に戻る
18:00 晩飯
終わり
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