【タンザニア】Day1&2~アフリカ大陸へ上陸~【キリマンジャロ編】

目次

Day1 実感のない旅の始まり

2023.12.28

平日に働いて週末に遊ぶということを繰り返しているとあっという間にアフリカへ飛び立つ日がやってきた.10月頭に航空券を購入したもののいつもと違ってほとんど調べ物ができていない.それだけにかなり不安であったが,それ以上にヌルっと日常生活から切り離されていきなりアフリカへ立つ実感が湧かなかった.旅の始まりにこんな気持ちを抱くのは初めてである.

大阪の実家まで車で走って顔を見せ,電車で関空へ.年の瀬ということもあってか出国ラッシュでものすごい人だ.テレビカメラまで入っていた.粛々とチェックインを済ませてゲートへ赴く.幸先の悪いことに飛行機は機材遅れで定刻通りには出発しなかったが無事に離陸した.いよいよ旅が始まる.

今時珍しい747がやってきた!機内で映画「スーパーマリオ」を見た.

2時間程で韓国の仁川に到着.映画を見て機内食を食べていれば着くのであっという間である.ここでしばらくトランジットだ.まず無知で恥ずかしいが,韓国と日本の時差はないことに驚いた.そして仁川のハブ空港としての機能が充実していることよ.隅々まで歩き回ってみたが日本語の案内が至る所に見られ,何一つ不自由がない.トランジットエリアには無料のシャワーも見つけたのでまた復路で使おう.

巨大なイオンのような仁川空港

歩き回ってみて残念だったのは熱湯が使える場所が見つけられなかったということ.今後トランジットで利用する際にカップラーメンでしのぐ作戦が使えないのは痛い.しかし代わりに安い立ち食い飯屋を発見する事ができた.せっかく韓国に来たのでトッポギを注文.甘めの蒙古タンメン中本の汁に餅とウズラと玉ねぎが入っていて美味かった.

ROBOTというお店.

今回は友人とはこの仁川で合流してアフリカへと向かう.友人の乗ってくるエチオピア航空の機材は仁川で一度乗り継ぎの手続きを踏んで再度同じ機材に搭乗することになるらしい.その機材に私も搭乗するのだが,タッチの差で空港で合うことは叶わなかった.席もバラバラで予約したので合流はエチオピアのアディスアベバになるだろう.

この集団のどこかに友人がいたはずなのだが分からなかった(笑)

12/28
17:40KIX発
19:30ICN着

今日の収支
両替:370081円→$2550($1=145.13円)
トッポギ&水:779円(6900KRW)

Day2 アフリカ上陸!!

2023.12.29

仁川~アディスアベバ間は実に13時間ものフライトである.とにかく長いのなんの.どうにか寝ることで半分の時間は潰すことができたが,深夜に飲んだビールで脱水気味となり相当体がだるくなってしまった.合間にダウンロードしてきた映画なりアニメなりを見たもののやはりじっとしているのは苦痛という他なかった.

深夜に食わされるディナー(笑) 
エチオピアのビールは美味かった.
朝食は軽めで有難い.

エチオピアが近付くとようやく窓から大陸の片鱗を味わうことができた.荒涼とした荒れ地が永遠に広がる.エチオピアはそんな土地に見えた.

ようやくエチオピア・アディスアベバのボレ国際空港に到着.ヘロヘロである.ここでようやく友人のkyoニキと合流.一人なら辛い待ち時間も話相手がいると大違いである.当初は茶でもしばいてみようと思っていたが,水が$2という表示を目撃して途端に萎えてベンチで時間を潰す作戦に切り替えた.

プレハブのような空港だ(笑)

飛行機に乗り込む際に一度外に出る機会があったのだが意外なことに肌寒いことに驚いた.エチオピアはコーヒーの産地が有名であるように2300mという高地に首都を構えているらしくいきなりアフリカ=暑いと思っていた固定概念をぐちゃぐちゃに壊された気がした.

エチオピアやケニアと違って,タンザニア上空に入ると途端に国土は緑になった.

しかしタンザニアのキリマンジャロ国際空港に降り立つと汗ばむ陽気.標高は800m程.やはり標高が低いとしっかり暑い.逆に少し安心した(笑).

入国の際は聞いていたように黄熱病ワクチンを接種したことを証明するイエローカードの提示が求められたが黄熱病指定の第三国を12時間以内の通過なら必要ないことをしっていたので職員に「Only 3hours Tranjit in Ethiopia!」と連呼するとすんなり通してもらえた.

こんなタンザニアに来て尚日本からスムーズに来られる便ということもあって周りに日本人も多く驚いた.やはりキリマンジャロやサファリの集客力は半端じゃない.

エチオピアがアフリカ全土へアクセスするためのハブ空港となっているようでエチオピア航空は揺るぎない立場を築いているらしい.

空港を出ると大量のお迎えとタクシーの勧誘.アフリカでもアジアでもこれは同じである.しかし今回はキリマンジャロのツアーを日本から申し込んでいたので空港にピックアップが来てくれている.こんなにスムーズでスマートなことは中々なくて感動した.おじさんが紙に「私の名×2」という看板を掲げていたのですぐに見つかった.おじさんの車はアルファード.何やらタンザニアを走る車の9割は日本車とのことである.

キリマンジャロ国際空港はとてもコンパクトだった.
空港を脱出するタクシーは$50固定と高額である.

1時間程車に揺られてMoshiの街へ.ホテルに送られる前に予約していたツアー会社に立ち寄る.ホームページがしっかり作りこまれていたが実際のオフィスはしょぼい物置のような空間.少々不安にはなる.しかし明日から同伴するガイドのRomely(以下ロムリー)とRovres(以下ロブレス)が登場.細かい説明を受け,荷物チェックが始まる.本来5泊6日程度かかるルートを「可能な限り前進する」と伝えて3泊4日で手配してもらったのでまあ当然であろう.装備を見ればある程度力量も推し量れるというものである.特にレンタルするものはないということを認めてもらうことができた.しかしポーターの運ぶ荷物は15kgと制限があるらしく,くそ重いkyoニキのザックの荷物は分配してならさないとポーターが一人増えることになると脅されてしまった.

荷物チェックが終わると支払い.どうやらこの段階でチップが料金に含まれているかどうかを確かめておかないと後にもめることが多いらしくしっかり料金内にチップが入っていることを確認させることができた.一安心である.

左がロムリー,右がロブレス.そして荷物チェックを受ける私.

正直かなり暑くてクタクタである.ロブレスは予約していたホテルまで着いて来てくれて,ここに明日8:00に迎えに来ると言って去っていった.

予約したClimbers Hotelは大通りに面している.
街は活気に溢れている.
#こっち見んな!

まずは空港でSIMカード屋さんがなかったので街に調達に繰り出そう.二人でVodacomのSIMを購入することになったが2人で$15(3GB/30日)なら妥当な価格だろうか?いまいち相場が分からない.

始めAPN設定がおかしくて戸惑った.

SIMを手に入れたので暗くなる前に晩飯を食べに繰り出そう.無難に観光客が入りやすい店にしたが,出てくるのも遅いし,US$で支払うと異様に高い値段を要求されるしで最初の晩飯は散々だったがビールだけは美味かった.

炒飯とケチャップ味付きポテト
キリマンジャロに登る前に飲むキリマンジャロ!最高だ!

水やら石鹸やらを購入して宿に戻る頃には暗かったがそんなに治安に関しては問題なさそうで安心した.宿は冷房なしで扇風機しかなくてとても暑かったが,マラリア対策に蚊帳に包まる必要があってとても辛かった.

1:10ICN発
8:00ADD着
10:45ADD発
13:10JRO着
1時間程でMoshiへ
18:30晩飯
21:00就寝

キリマンジャロツアー:$1300
SIM:$7.5
水:Tsh500
焼き飯/ポテト/ビール:$8
水:Tsh1000
水:Tsh500
串の肉:Tsh500

終わり

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