2023.3.4(土)
昨晩は大変であった.頭痛は収まったのだが,今度は下痢が止まらなくなり夜中に何度もトイレに通う羽目になったのだ.Pangboche(3930m)でトイレットペーパーを買っておいて本当に良かった.ここら高所のトイレ事情は下界とさして変わらず,水瓶から水を掬って流すという仕組みなのだが,こうも何度もトイレに通うと水はなくなるはしばらくすると水は凍ってるはでもう大変.最終的には全く流せなくなってしまった.参った(笑).
しかし考えてみると水で流した下水はどこへ流れていくのだろうか…深く考えてはいけないのかもしれない…
朝には食欲も戻り無事回復.今日は待ちに待った峠越えだ!普通EBCエリアはLuklaからエベレストベースキャンプやエベレストの展望台であるKala Pattharにピストンするルートをトレッキングする人がほとんどだが,3passトレッキングは5000mオーバーの峠(Kongma La,Cho La,Renjo La)を3つ越えてグルっと周回するようなルートであることが特徴だ.今日はその峠の1つ目・Kongma La(5535m)を越える.Laというのは峠という意味らしい.
Kongma LaのChukhung側はどうやら段々畑のような地形になっているらしい.1段目が草原,2段目が湖と岩稜帯といった感じだろう.その湖はまさかの全面凍結.石を投げ入れてみても全く割れず.音からしてかなり分厚い氷らしい.時期によっては雪が40cm近く積もって雪原になるらしいが,今回はそんなこともなく余裕綽々でKongma Laに乗り上げた.
峠とあって風も強い.長居はせずさっさとLobucheへ向かおう.下りはルートファインディングが必要な岩稜帯を下り,氷河を横断したらLobucheに到着する.氷河を渡る前後にモレーンの小丘を登ったり,氷河の中でも工事現場のような砂利山を登ったり降りたりするので直線距離ではなく思いの他時間がかかった.
かなり時間のかかると聞いていたKongma Laであったが昼過ぎくらいにはLobucheに到着.予定通り昼食の時間にLobucheに到着して良かった.適当に選んだLodgeに入るとキャップを被った不愛想な親父が出てきたが宿泊客は私一人だけっぽかったのでここで泊ることにした.食事の値段もアップルパイがRs800だったりと高くなってきたが,標高が標高なので仕方がないことだろう.
この日は珍しくガスらず夕方までNuptseが見えていた.相変わらずLobucheでも電波は入らなかったがどの宿も使っているNepal Air LinkというWiFiサービスには1時間の無料トライアルがあり,宿毎にそれが使えることを発見したので.その日の投稿もWifiに課金することなく済んだ.これだけの時間でもネットを使えれば満足です(笑).困ったら宿の前まで移動してフリートライアルを使う電波乞食,してみてはいかがでしょうか(笑).
目次
今日の収支
※Rs1はほぼ1円
・宿(National Park Hotel&Restaurant):Rs500
・ミルクティー:Rs250
・アップルパイ:Rs800
・晩飯(ダルバート):Rs800
・朝飯(炒飯):Rs800
・ブラックティー:Rs200
∑ Rs3350
行動記録
6:30 朝食
10:20 Kongma La
12:30 Lobuche着
18:00 晩飯
終わり
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