【インド】Day0~政情と天気の怪しいカシミールへ~【ラダックツーリング】

ラダックへの憧れ

皆さんは写真家三井氏のラダックの撮影した写真や動画を見たことがあるだろうか?私は三井氏の撮影したラダックに魅せられて以来、必ずその地でバイク旅をしようと決めていた。漠然とした決意だったが、その機会は突如として2025年のゴールデンウィークにやってきた。

カシミール渡航への懸念①政情不安

しかしながらチケットを取った矢先、とんでもないニュースが飛び込んできた。今まさに行こうとしているカシミール地方で相当重たい事件が起こってしまったのだ。激震が走るとはこういうことを言うのだろう。カシミール地方と聞くと大概の日本人はその歴史的背景から拒否反応を示す。が、無理もない。こういった事が突発的に起こるエリアであることに変わりはないのだ。

しかし、よくよく調べていくと事件が起こったのはカシミールでもイスラム系の人が多く暮らすエリア。今回計画していたのは仏教系のラダック地方である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB より引用

外務省の渡航情報を見ても実際、ラダックはレベル1に色分けされたままであった。イスラム文化圏か仏教文化圏かでカシミールの情勢安定度は大きく違うようである。

インド全土でもこの事件はかなりのニュースだったようだが、意外にもラダック周辺への混乱はないようだった。予約していた宿へチャットで試しに聞いてみると下記のような反応が返ってきた。そんなに信憑性はないが、聞かずにはいられなかった。

情勢への不安が払拭された訳ではなかったがどうやら渡航できないということでもないらしい…

カシミール渡航への懸念②直前の大量降雪

情勢不安だけなら良かったのだが、さらなる不安要素が舞い込んできた。季節外れの大量降雪でラダック周辺の交通が麻痺したようである。今回計画していたのはバイク旅。こんな異常事態ではバイクで走るなんてあり得ない。

しかし、ChatGPTやインスタなんかで情報を漁っていると今回行こうと思っていた標高5000mオーバーのKhardungla(カルドゥンラ峠)の規制が解除されたとの情報をゲットした。しかもよく見るとバイカーも頂上にいるようだ。この標高でバイクが走れるなら渡航タイミングでは概ね状況は解消して問題なくなっているだろう。

カシミールへ渡航するにあたり、考えつく限りの不運が重なってしまった。正直渡航先を変えようか相当迷ったが、この機会を逃せば次は本当に行けないかもしれない。渡航が日印政府ともに即刻禁止された訳でもない。不安要素はあるものの、「行けるうちに行くべし」が心情なので渡航を決意した。

終わり

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