中古で購入したスキー板は大抵の場合,前オーナーの使っていたビンディングが付いている.場合によっては板のみの取引なんて場合もある.今回私は残雪期用にブラストラックのファーザーというスキーを中古で調達した.滑走日数はかなり浅く13日とのこと.さらにフルチューンに出して間もないということだったのでスキーそのものの状態はかなり良かった.しかし前オーナーはビンディング2セット分の穴を開けたようでスキーは穴だらけ.私がこのスキーをこれから運用していくにはこの穴を塞いであげるしかない.
目次
ビンディングの穴をどう塞ぐ?
ビンディングの穴を塞ぐにはどうやら大きく2種類あるらしい.穴だらけのスキーを買うデメリットはやはり新たにビンディングを取り付ける際に自由度が格段に落ちてしまうことだろう.これはどうにか対処しないといけない.
p栓
まずp栓というのは下の写真のようなもの.一度開けた穴を再利用する可能性がある場合にこいつを使うらしい.しかし私が取り付けようとしているビンディングは前オーナーのビンディングとは異なるのでこのp栓案は即刻却下.
しかも木ネジで留めていたビンディングを一旦取って別のビンディングを付けるという発想なら問答無用でインサートビスを運用するのが妥当だろう.
エポキシパテ
とにかく前オーナーの開けた穴は全く必要ないので完全に埋めてしまいたい.さらに雪の上で使うスキーという道具の特性上,水がスキー内部に侵入することはなんとしても避けたい所.ならばエポキシパテしかないだろう.
さらに色々調べた所,エポキシパテで穴を塞げば仮に新たに開けるビンディングの穴位置と干渉しても,昨今のエポキシパテであればスキーの主な材料である木よりも十分な硬さとなるので滑るには問題ないとのことだった.
果たして本当なのか?!
とりあえず試してみるしかない.というかこれ以外に方法がない…
購入したのはセメンダインの木部用のエポキシパテ.コーナンで700円くらいだった.
エポキシパテをねじ込む!!
まずは前オーナーが使っていなかった穴に注入していたワックスを取り除く.穴埋めにワックスとはねぇ.
埋めるべき穴が用意できたら後はパテをこねていく.手袋推奨らしいが,私は作業性を重視して手でこねた.こねあげるとやや発熱し,すぐに硬化が始まるので急いで穴に入れる.
流石にこれはパテで埋めたくなる穴の多さ.既に私の取り付ける予定のビンディングの穴も開けているとはいえ流石にこれは多い.もうこれでは売ったりすることはできなだろう(笑).
穴を埋めるとこんな感じ.穴が減るとちょっとホッとする.
エポキシパテの茶色がやかましので板と同じ黒色に塗ってあげると遠目にはかなりましに見えるようになった!!この写真はすでにインビス化もしてるけどまたそれは別記事に書こうと思います.
今後このスキーを使ってみての経過報告は追記していこうと思う.
終わり