2023.3.10(金)
いつものようにスマートウォッチの目覚ましが震えて目が覚めた.今日はいよいよ正真正銘の下界へ戻る.朝に注文しておいたチベタンブレッドをもしゃもしゃと食う.ゆっくり朝飯を食っていたらフライトの時間は大丈夫なのかと女将が心配そうにしている.すぐに出ます.お世話になりました.
朝のLuklaはヒンヤリと肌寒く静まり返っていたが空港に入ると熱気で溢れていた.わちゃわちゃと無秩序に人が群れている.カウンターもちゃちなものしかなく手続きはイマイチよく分からない.フライトの時間が近付くと,ようやくTara Airのカウンターに職員が登場し登場手続き開始だ.
ザックを預け,簡単な手荷物検査をしたらもう滑走路に案内される.コンパクトな空港は移動も少なくとても良い.アパートくらいのサイズ感だ.最後になんか見覚えのある親父がやってきてお前の乗る飛行機はあれだと教えてくれた.そうこの親父,昨日の宿の親父だ.なんと空港職員が本業だったらしい.昨日は疑ってすまなかった(笑).
搭乗する飛行機はかなり小さいプロペラ機(Twin Otter DHC-6/300)で今回乗客は11人程.席も決まってはいないらしい.Kathmanduに帰る際,進行方向右側に座ればヒマラヤが見えるはずなので右の座席を陣取った.CAの姉ちゃんも一人乗っている.乗客が全員乗り込むとすぐに飛行機は動き始め,いよいよ離陸だ.
このテンジンヒラリー空港,山の中腹に無理やり作ったような空港で滑走路が短く着陸は上り坂,離陸は下り坂になっていてかなりトリッキーな空港だ.こんなに短い滑走路でよくもまあ運用できているなと感心する.離陸が始まると想像以上の加速で,想像以上に早くタイヤが地面を離れた.みるみるうちに飛行機は高度を上げる.
飛行機の高度は高くても恐らく5000m程度だろう.かなり真下に山地が広がる.飛行機の羽やプロペラで少し見えにくいが彼方には白いヒマラヤの峰々が見送ってくれた.ぽけーっと窓の外を眺めていると飛行機の飛ぶルートが自分の歩いてきたクラシックルートの上を飛んでいるではないか!まじか!必死に歩き通したトレイルをものの数分で通り過ぎていく.クラシックルートで見た光景が次々とフラッシュバックしてくる.最後の最後に素晴らしい演出で大満足のフライトとなった.
飛行機が着陸するとムワッとした空気が肌にまとわりつく.空気も悪い.本当に同じ国だろうか.久しぶりの都会は違和感だらけだ.
荷物を受け取ったら前日予約したタメルのホテルへ.タクシーで行っても良かったがぼったくりプライスは腹が立つのでタクの押し売りを振り切って空港側の道路に出る.お馴染みローカルバスを捕まえよう.バス停でタメルタメルと連呼していたら今回もこれに乗れと呼び子の兄ちゃんに教えてもらい,すぐさま飛び乗る.渋滞も酷いしストップ&ゴーが多いので何だかんだタメルまで40分くらいかかった.
予約していたホテルはかなり入り組んだ裏路地にひっそりと佇んでいた.すぐにチェックインを済ませ部屋に雪崩れ込む.まだ朝だがかなり疲れた.しかしやることは多い.明日の朝にはポカラ行きのバスに乗り込みたいのでその為に色々手配が必要だ.恵みの熱々ホットシャワーを浴び,これらのタスクをこなした.
シャワー浴びる
両替→×0.938でこの旅で一番レートが悪かった.4万円を両替.
洗濯屋→朝に預けて夕方にピックアップ
モモセンター→いきつけのエベレストモモセンターへ
バス予約→その辺の旅行会社に入ってチケット購入
シェルパアドベンチャーギア行く→ネパール発の正規アウトドアショップの偵察
ラッシー食う→久しぶりの本場のラッシーを堪能
ポカラホテル予約→宿に帰って検索
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朝から晩まできっちり動いてかなりへとへとになった.昨年もタメルには来ているし合間合間にタメルはウロウロしているので実はもう飽きてきた.心機一転明日からはポカラ,そしてアンナプルナ方面へ向かう.とりあえずエベレスト街道3pathトレッキングから無事帰って来られたので一人ぬるいビールで祝杯を上げた.
今日の収支
※Rs1はほぼ1円
・ローカルバス:Rs30
・宿(Hotel Sweet Dreams):Rs1080
・洗濯:Rs400
・モモ:Rs140
・コーラ:Rs50
・ポカラ行き:Rs1300
・地図:Rs200
・ジュース:Rs150
・ラッシー:Rs80
・ラッシー小:Rs45
・四川坦々麺:Rs350
・晩飯(チキンマサラ&モモ):Rs300
・ビール:Rs225
・水20×2:Rs40
∑ Rs4390
終わり
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