【北アルプス】ジャンダルム周回(白出沢遡行&小鍋谷下降)

概要

2022.8.8(月)

今回は大学入学を機に山に目覚めたスマグラー(以下スマ)とのコラボ.当初は栂海新道にでも行こうと話していたが,全く天気が読めない.とにかく昼を境に天気が崩れるのは確定らしい.未明発ならどうにかなるだろうということでエスケープが比較的豊富なジャンダルムに行くことになった.

今まで槍穂の稜線はあえて歩いてこなかっただけにかなり新鮮で非常に充実した山行だった.ここ最近は黒部方面に足繁く通ったけどいよいよ本腰を入れて槍穂周辺を歩き倒してもいいかもしれない!

合計距離: 23229 m
最高点の標高: 3181 m
最低点の標高: 1048 m
累積標高(上り): 2526 m
累積標高(下り): -2526 m

23:45 新穂高
0:55 白出沢出合
4:35 穂高岳山荘
ガス待ち~5:25
5:40 奥穂高岳
6:55 ジャンダルム
8:55 天狗岩
9:35 間ノ岳
10:10 赤岩岳
11:00 西穂高岳
11:30 ピラミッドピーク
12:10 西穂山荘
12:30 小鍋谷分岐
13:25 西穂平
14:20 新穂高

アミノバイタルゼリー 160×2
梅おにぎり 154
昆布おにぎり 199
カロリーメイト 200
パチモンレッドブル 117.5
ブラウニー 217
∑1207.5kcal

水2Lのうち1.8L消費

補給食絞ったら足りなかったので反省.

詳細

今回も愛車で出撃.11時頃に出ようと思ったけど家を出るタイミングでポチったスキーが着弾して開封やら何やらしてたら平湯の森18:00集合に遅れてしまった.定番のかつ庵でかつ丼食ってバローで買い出しして平湯に着いたのが18:40.スマ,すまんかった.

平湯の森で閉館の21:00まで休み,新穂高へ.相変わらず目をつむっただけで一睡もできずで幸先は悪い.

京都~高山は下道で5時間ちょい.

白出沢

スマも寝れなかったらしく早めに起きて歩き始めることにした.助六寿司とバナナ4本胃にねじ込んだらスタートだ.今回奥穂へ地震や豪雨で不通となっていた白出しらだし沢が整備されたという噂を聞いたのでそこから登ろう.

白出沢出合までは右俣林道を黙々と歩いて約1時間.

左俣,右俣.今まで音読みしてました.以後改めます.

始めは森の中で特筆すべき所はなし.重太郎橋からゴリゴリ厳つい登山道へと変貌.

そして垂直のはしごを登る.高度感がさっぱり分かりません(笑)

上を仰ぎ見る.
登ってくるスマ
両側崖なので増水したらひとたまりもないな.
鎖やボルトが際どい場所に設置されているお陰で安心だ.

荷継沢からは高度を稼ぐ時間だ.しかし暗くて岩の〇マークをよく見落とすし,浮石も多い.沢沿いを登るだけなので途中からはマークは追わずに直登番長になって歩きやすい所をひたすら登った.

星空が唯一の励みだ

途中からは最悪なことにガスが登ってきた.もはやタイムリープで延々と同じような岩を登り続ける.夢ならばどれほど良かったでしょう.

足場が一歩一歩信用できないので時間もかかる.そして何より眠たい.

マイルストーンのやさしい色合いの光が良い.

ガス&闇では稜線に上がっても仕方ないのでちょこちょこ休憩を挟んで時間調整をしつつ.

狙い通り穂高岳山荘で明るくなってきた.しかしものすごいハードガス.ここまで来たのにマジすか.

流石に夏の穂高岳山荘繁盛してるね

白出沢は強風が吹き始めてガスが掃けてきたから多分大丈夫なはず.しかしえらい所登ってきたな…

奥には笠が浮かんでる.

ガス待ち~奥穂高岳

しばらく待ってると東側のガスも動き始めた!

動いてる分には適温だったが止まると寒いのなんの.アミアミ&Tシャツ&カッパで震えてた.スマはベアニキ(ディスカバリーchを参照)を見習って腕立てで体温を保つ作戦らしい(笑).

補給したり写真撮ったりしてるとついに晴れました!朝の空気総入れ替えタイムも終わり風も和らいだ.いざ奥穂へ!

序盤から鎖やら梯子やらが連続.それより人が多いから人為的な落石が一番怖いかも.

振り返ると槍もこんにちは.

ピークを捉えた.空気は薄いが,久しぶりの3000m越えで高揚し足取りは軽い.

ビクトリーロード.やっぱり夏休み期間は人が多いから誰もいないタイミングで再訪したいね.

対岸の方位盤にカメラのタイマーをセットして急いで祠に登ってパシャリ.100名山もこれで87座目.いよいよ大詰めを迎えてきたね.

岩の要塞 ジャンダルム

奥穂までは前菜.メインディッシュといきましょう.しかしスマの足の調子が悪いらしい.白出沢ではしゃぎすぎて軽い鵞足炎らしい.スマ曰く,ペース落とせば行けるとのこと.ご安全に行くしかない.

人でごった返していた奥穂高岳もジャンダルム方面となると激減.これなら自分達のペースで歩けるね.山はやっぱこうでないと.

岩稜は確かに聞いていた通り危ないが基本ができていれば問題ない.それよりも集中力を切らさないことの方が難しいのでは?という話をした.

キレッキレのウマノセ.雨やら風やらだと厳しそうだ.ホールドはしカッチリしてて安心だった.

奥穂方面を振り返る.これは時間かかるわの図.結果奥穂~西穂はコースタイム350min.実績は休憩込み約300minで×0.86といったところ.

そしてこれから向かうジャンダルムも強烈な存在感だ.地図では大したことのないように見えるポコでもしっかりアップダウンがある.

救いなのは比較的ホールドが多くてしっかりしていることだろうか.それでもたまにグラグラしたホールドもたまにあるので慎重に.

正直穂高舐めてました.落ちたら即終了で普通に怖い.

しかしスリルもあって楽しい.スマの足の不調も心配だったが見てる限り大丈夫そうだ.

いよいよジャンダルムへ.どうやって登るのか前々から不思議だったがとぐろを巻くように登りやすいルートが設定されている.

無事に有名な天使に会えました!この天使,簡単に抜けるけど刺すのが難しい.いつか谷に落とす人いそう(笑).

グッバイ奥穂.

ジャンダルム~西穂高岳

ジャンダルムって標高3163mもあるけど国内3000mオーバーの21峰にはカウントされないんすね.

下の方はやっぱガスか~.ジャンから天狗のコルへは激下り.変わらず緊張感抜けないのでレッドブル(パチモン)をキメた.普段カフェインあまり取らないからバチバチに効いてくれる.

ガス突入のお時間.
下りが終わりません

次第に感覚がバグってきて岩に対する意識のハードルが下がっていくのを感じた.多分落ちるときってこういう油断した時なんやろな.

下ったら登るのが世の真理です.鉛直方向の移動が多いからGPSを見てもあんまり進んでなかった.

文句を言いつつも登るスマ.
天狗ノ頭到着.

天狗ノ頭からの下りは逆層スラブになってた.けど鎖があるから雑に降りれる.

天狗ノ頭を降りてから本格的にダレてきた.ガスめいてるのもあって写真は少ないがピークの度に際どい岩を登ったり降りたり.

間ノ岳への登り.
西穂高岳への登り

ここまで来ればもう安心.アップダウンから解放される喜びでいっぱいでした(笑).

小鍋谷下降

本格的に飛ばせるのはピラミッドピークから.下りは西穂目指して上がってくる人でいっぱいでした.そういや登山道ってこんなにスピード出せるんすね…とちょっと感動.完全に岩で脳がバグった.

ピラミッドピークからはスマと別れ,調査も兼ねて小鍋谷から降りよう.スマは西穂山荘でハンデ?で小屋の飯を食べるらしい.鵞足炎で足の不調というのもある.果たして早く下山できるのは小鍋谷か,ロープウェイか…バトル開始!

西穂山荘もすごい人だ

西穂独標からはストックを解禁して休むことなく小鍋谷への分岐へ.ロープウェイ方面とはうって変わって藪い(笑).

けど道はかなり明瞭で歩きやすい部類だと思った.ただ近年は歩かれていないからか,元来の斜面へと戻りつつあって,完全にフラットな道ではない.

補助ロープも比較的新しい.ロープウェイがあるとはいえかなり整備されている.

藪は基本的に笹薮.深いと背丈くらいあるが足元は明瞭なので進路は迷わない.ただ登りで使うとなると分かりにくいかもしれない.藪の密度に差はあるが全体の3割くらいが藪といった感じかな?

小さい沢に出ると後は水の流れの側にある踏み跡を追っていく.

西穂平までもう少し.

林道に出た.総評として,下りで使うには藪っぽい道にしては速く歩けて悪くはないけど今度からは大人しくロープウェイ使うかなと思う.

下の方に通行止めの看板あった(笑).人が通れないような崩落はしてないと思うけど…林道はジョグでえっちらおっちら.

バトルの行方は僅差で私の勝利!差は2~3分(笑).危なかった~スマはうんこしてたらしい.それも込みでのバトルやから勝ちでいいでしょう(笑).

下山後はスマに新穂高温泉を案内してローカルスーパーでカップ麺とバナナを補給.んでも一回平湯の森で3時間程仮眠.また閉館時間近くまでくつろいで解散した.非常に刺激的な山行で楽しかった.スマ,また山行こう!

以下忘備録
21:30 高山のすき家で牛丼
23:00~2:00 道の駅パスカル清見のベンチで仮眠
4:00 大垣のすき家でカレー
7:10 帰宅

終わり

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