【レビュー】アカシャ2(AKASHAⅡ)を履きつぶしてみて【LA SPORTIVA】

目次

アカシャ2の寿命

結論から言うとアカシャ2は646.9km履くことができた.トレランシューズが全体的に短命であるということを加味するとかなり長く使い込むことができて大満足だ.長いと言っても期間で言うと9ヶ月だったが…

アッパー全体
ソール全体

始めに寿命を感じたのはソール.今まで確実に止まれていた岩場なんかのフリクションが弱くなって途端に岩場が怖くなった.挙句の果てには転倒しかけたので寿命だと判断した.

ツルツルにはなったがソールの剥がれはなかった.流石である.

続いてシューズの至る所が破けてきた.ここまで破れると砂が入ってしまうのでもうダメです.

ヒール部分もクタクタになって張りがない.

めちゃくちゃどうでもいい情報だが新品時と比較して5g減少した.

今回は私の体験をもとにこのシューズの評価していこうと思う.

アカシャ2のここが良い!

アカシャの良い所を端的に言うと,止まる!疲れない!ということに集約されると思う.正直全くと言って隙がなく,完成の域に近いと言っても差し支えないし,最早グリーンシーズンはずっとアカシャ2でいい.あまりにも良すぎてリピートで購入してしまった程である.

止まる

止まることに関して.当初ビブラムでないならどうか…と疑っていた自分がいたが完全に杞憂であった.スポルティバのFriXion RED…ビブラムに匹敵するくらいめちゃくちゃグリップして驚いた.さらにゴムの感じも絶妙でHOKA ONE ONEのスピードゴートのようにぐにゅと変形することもなければ,かといって固すぎるってこともない.さらにソールのパターンも王道のつま先に↑,かかとに↓の向きの配置でクライミングゾーン(ではないが岩で立ちこみしやすい)も設けられている.さらにラグも深いときた.完璧である!

疲れない

疲れないということに関してはメーカーがロングディスタンスモデルをうたっているだけに本当に快適である.重量は310gと最軽量ではないものの,激しいダウンヒルをこなしても底付きは感じられないボリュームがあるお陰かトータルとしてどんどん前に進める.さらにメッシュで終始蒸れないというのもポイントが高い.

仙塩尾根ワンデイでも足の疲労はかなりマシだった.

その他

14日間のエベレスト街道のトレッキング(計238km)もトラブルなく支えてくれた.
山行終わりで足を解放!濡れてもすぐに乾くので臭いになりにくいと思う.

アカシャ2のここがダメ…

正直アカシャ2に欠点らしい箇所はほとんどない.強いて言うなら少し沼というか泥には弱いかもしれないこと,砂埃の舞うコンディションだとメッシュから細かい砂塵が侵入する(ネパールでしか経験していない)ことくらいだろう.ネパールは全土的に乾燥したトレイルが多く砂埃が酷かったが,逆にこれほど酷い砂埃でないとメッシュ部分からは何も侵入しないということでもある.

裏岩手縦走路にて
エベレスト街道では一日歩くと靴下の中は砂まみれのことが多かった.

まとめ

エベレスト街道のCho La(約5400m)に向かう途中の氷河で.
あまりにも良かったのでリピート.

これほど完成度の高いシューズは初めてでめちゃくちゃ感動した.悩むならひとまず買うべきだし,初心者でも癖が全くないので最初の一足にもオススメできる.玄人もTJARの選手の使用率が圧倒的であることから何の心配もない.ちなみに靴の構造に関してや初代アカシャとアカシャ2との違いに関して等詳細のレポートがメーカーHPから確認できる.是非こちらも目を通すといいだろう.

終わり

この記事が良ければ下のいいねをポチッとして頂けるとブログ運営の励みになります!!