【ネパール周遊】Day21~ヒマラヤの温泉を目指せ~(Pokhara→Tatopnai)【アンナプルナツーリング編】

2023.3.13(月)

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今日はいよいよヒマラヤツーリングの開幕だ.大陸をバイクで走る.ヒマラヤをバイクで走る.こんなに浪漫の溢れた旅もないだろう.形から入るという意味で昨日はバイクに取り付ける用のタルチョも購入した.これぞ現地民のオシャレカスタムだ.

ホテルの玄関で出発の儀

始めはPokhara市内を走るのだが如何せん道が分からないので持ってきたパンケーキイヤホンをレンタルヘルメットに張り付けて音声案内のみで進む.幸いにもネパールは左側通行で交通ルールに不安はない.しかし信号なんてものはほぼないし、ネパール人の運転マナーはとても良いとは言い難い.誰も彼もが進める隙間があればGOという感じなので少し京都の運転に似ているかもしれない(笑).ともかく事故れば保険も何もないので運転は慎重にいく.

ガソリンスタンドは街中だとそこら中にあって割とすぐに分かる.タンクには昨日の2Lしか入っていないので満タンにして行こう.ガソリンの油種はハイオクか軽油の二択.迷うことはない.ネパールならガソリンも安いのかと思っていたがなんと価格は180円/L.日本より高いではないか.現地でエンジン付きの乗り物に乗っている人は相当家計にダメージがあるんじゃないのだろうか…

スタンドはフルサービスで順番が来れば係員がガソリンを給油してくれる.そして別の窓口で清算だ.システムも難しくなくて一安心だ.しかしこの先ガソリンスタンドはBeniという街を最後にないらしい.つくづく心配だ.クラッシク350のタンクは13Lで燃費はおよそ30km/L程.途中で何かしらで給油しないと往復するにはカツカツだ.途中で情報を得ながら進むしかない.

ガソスタへピットイン.

ポカラの街を離れると次第に郊外になってきた.道も単純でずっと真っすぐに進むだけ.比較的舗装も綺麗で快調そのものだ.不快なことといえば左ミラーがグラグラで用をなしていないこと.ジェットヘルメットのバイザーがすぐにずり落ちること.このバイザーが傷だらけで視界が最悪なのだ.

それにスピードメーターが潰れていて何km/hで走っているか分からない(笑).しかし大体は前を走る車を追いかける形で大体50~70km/hと日本と似たような感じだろう.

Godaamの街で昼食を取ることにした.運良くバイク屋がありミラーがグラグラなので締めて欲しいとジェスチャーするとすぐにスパナを持って対応してくれた.お金を取られるかと思ったが無償だった.ダンニャバード!

昼食に入ったには正真正銘ローカル食堂.やはり確実に外人が来ないエリアに英語の看板はかなり少ない.メニューは店の外の写真を指差すスタイルらしくチョウメン(焼きそば)を注文.値段は聞かなかったがRs150と激安だった.そして美味かった.素晴らしい.外国人相手の食堂だと倍はするだろう.

水は無料のことが多いがコップは提供されないので空中で流し込むのが現地スタイル.

昼食を取った街を離れると次第に道の状態は悪くなってきた.舗装はなくほぼほぼダートだ.必然的にスピードは落ちる.慎重に運転するのだが,クラッシク350はそもそもダートに対応したバイクではないので扱いが難しい.しかし現地民はダートでも自在に乗りこなしているので乗れない道理はないだろう.そこそこのダートで普通のスクーターにぶち抜かれたりする始末だ.とにかく慣れていくしかないだろう.

次第に道はダートに.

徐々に道は険悪になり水たまりドロドロ地帯も増えてきた.水たまりを突っ切る時はエンジンガードに足をかけて水を浴びないように注意する(笑).こんな道,日本にはそうない.いい経験だ(笑).

アンナプルナ方面へと向かう最後のガソリンスタンドのある街Beniにやってきた.ガソリンスタンドだけでなくまともな文明のある街の境界でもある.ここより先は事前リサーチではペットボトルでガソリンを買うスタイルになるらしいがそこでガソリンを買える保証はどこにもない.ここでガソリンを満タンにするのは必須事項だ.

最後のガソリンスタンドで給油

給油後すぐに出発しようと思いきやにわか雨で一旦休み.レインウェアを着込んで軒先に避難する.そういえばエベレストでも昼から天気が崩れていた.アンナプルナ界隈でもきっと同じ天気のリズムなのだろう.30分もすると小康状態となり街の人々も仕事を再開しはじめた.我々も出発しよう.

しかしここまでヒマラヤを走っている感は微塵もない.とにかく道の悪い谷筋を進むのみ.雨がパラついているのもあって視界は最悪.ダートで神経をすり減らすので大変だ.最初はダートの走り方が分からず振動を力で抑えるようなカチカチのハンドリングだったが,これだけ走ると凸凹に応じて脱力して上手くいなす運転が分かってきたのは良かった.どこまで進むかが問題だが雨の中進んで事故っても仕方がないので当初よりも手前のTatopaniで今日は休むことにした.時刻も16:00近くとちょうどいい頃合だろう.

なんだかんだよく走った.振動でミラーがまた緩んだので宿で工具を借りないと…

ちなみにTatopaniはヒマラヤ屈指の温泉地.僻地ではあるが現地民で賑わっている.ツアーバスが止まったり宿もそれなりに立っていたりと一つの観光地なのだろう.ちょうど温泉の近くのホテルで部屋の値段を聞くと一室Rs1500とのこと.温泉も意外にも夜21:00まで入れるらしくここ(Hotspring Inn)に決めた.

温泉はRs150と安い.

温泉といっても日本とは異なり水着で混浴スタイル.一応洗い場やシャワーもある.何ならビールも飲めるようで何でもOKだ(笑).お湯はそれなりに熱くて気持ちいい.極楽そのものである.こういう温泉があるならネパール住めちゃうな.

そして最後はビールで優勝!これまた冷えてて美味かった!明日も楽しみだ.

スピーカーで音楽を流している兄ちゃんに絡まれたりもした(笑).癖の強い英語で何言ってるか分からなかった(笑).
売店エリアもあってビールも買える!

今日の収支

※Rs1はほぼ1円

・朝食 450
・ガソリン 350
・ガソリン1800
・ガソリン 360
・昼飯(チョウメン) 150
・温泉 150×2 300
・晩飯(ダルバート) 700
・ビール 450
・アイス50
・宿(タトパニ) 750

∑ Rs4910

終わり

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